町中お宝探し!文化浴ラリー
京都文化浴大学は2019年4月本格開講いたします。
毎月第2第4火曜日開催♪♪
只今、好評の0期に続き4月開講、1期生募集中です。
2019年2月12日(火)の京都文化浴大学の午後の授業は、、、
「町中お宝探し!文化浴ラリー」
解説を聞きながら巡るいつもの街歩きは、受け身になりがちですが、脳トレ&五感をフルに使って巡る文化浴ラリーは能動的な学びです♪
まずは護王神社から地下鉄で移動をし、東本願寺へ!
到着後はトモえもん先生からウォークラリーについての説明を聞きました。
各班ごとに手渡されたお題入りの封書をもって、いよいよ出発~♪
班ごとに分かれて、与えられたお題をみんなで解いて行くという、ワクワク♪ドキドキ♪な授業?
というより、生徒さんは童心にかえり半分あそび感覚でチャレンジされており、はしゃいでいた様子はとても微笑ましいものがありました♡
特に盛り上がったスポットは、お豆腐屋さん。
お題は感想をみんなで考えてまとめる、ということで...なんと!お豆腐の試食をさせて頂きました。地域の方と触れ合えるというのも貴重な体験です。
ゴール地点は、東本願寺の知る人ぞ知る場所・・・。
無事に3つの班がゴール地点に集まり、最後はみんなと笑顔で顔合わせ^^
「たのしかったね」、「おいしかった~」などなど、それぞれの感想を伝え合い、あっという間にウォークラリーの時間が終わったのでした。
受講生の声と共に様子をお届けします♪
・・・・・
お天気も良く気持よかったです。東本願寺のスケールの大きさにびっくり。おとうふもとてもおいしく、おとうふやさんもナイスガイで、おとうふのようなすてきなお兄さんでした。天神さんのいすは思ったより小さかったです。交通などの安全係すごくいいですね。
今までした事のない体験をさせて頂き、夢のような楽しい一日でした。
お天気にも恵まれ訪れたお店の方も親切でほっこりとした幸せな午後でした。京都の歴史、風土、人々の営みを少しだけ肌で感じることが出来ました!童心にかえった宝さがしも楽しかったです。
ステキな企画ありがとうございました。
楽しかったです。ウォークラリー普段であれば見過ごしてしまいそうね場所や店を知る事が出来、試食でお腹も心も満たされました。小さいグループでそれぞれ知恵を出した見つけ出す楽しさ知りました!
ラリー楽しかったです!班での行動もみなさんとお話しできて良かったです。おとうふ!!ほのかに甘くておいしかった!豆乳もぜひ買い求めたいです!!東本願寺中にはじめて入らせて頂きました。
美しいですネ!お天気もよくすがすがしい空気平日に一人で来てみたいです。
班行動でワイワイと楽しくまわりました。クイズ形式もおもしろかったですが前半だけでよかったかなと思いました。後半の東本願寺はさわのさんのウンチク話を色々おききしたかったと思いました。
グループで巡って相談しながら過ごすこと、初めて体験しました。楽しかったのはもちろんですが、勉強になりました。
なぞなぞ含めたウォークラリー。グループで団結して楽しかった。又東本願寺の大きさにいやされ感動した。
☆2019年4月から第1期生が始まります☆
0期生といっしょに心身の健康生活を目指して、文化浴しませんか?
お仲間大募集!!
詳細はこちら
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ファミリー文化史 友禅職人だった僕のおやじ
京都文化浴大学は2019年4月本格開講いたします。
毎月第2第4火曜日開催♪♪
只今、好評の0期に続き4月開講、1期生募集中です。
2019年2月26日(火)の京都文化浴大学の午前の授業は、、、
「ファミリー文化史 友禅職人だった僕のおやじ」
家族はよくも悪くも深く、宿命的なものであり、社会基盤となるもの。
その後の人生に大きく影響します。
ひとつの家族の姿を通して文化をみつめ、感じる時間です。
この日のプレゼンテーターは、、、我らが学生会長、田中久雄さんです!
写真の左がお父様、田中昇平さん。右のかわいい坊やが田中久雄さんです^^
あれから〇十年・・・
お父様の人柄、人生、少年時代の友禅長屋の記憶、友禅工程について・・・
トモえもん先生とのトークライブ形式で語って頂きました。
友禅職人として筆一本で二人の息子を育て上げてくれたお父様(享年96才)。
お父様が描かれた絵羽(えば)柄の黒留袖。
最後のファミリーヒストリーは、まるでドラマのようで、涙が溢れるお話でした。
華やかな世界の裏側には、数々の苦節のドラマが・・・
だからこそ美しいし、心に響くのかもしれません。
受講生の声と共に様子をお届けします♪
・・・・・
「文化の文は人が存在する」時代と共にあたたかく、大切に受け継がれていくのですね。
トークショー形式でのお話しは質問されながらのお話しだったので、分かりやすく楽しく参加させて頂きました。素敵なご家族のお話しをありがとうございました。
あたたかい『和み』の時間です。和装の和はなごむ。田中様のご家庭は和やかで和むお話しでした。
一枚の着物に多くの職人さんの手が加わっていることを知り、両親が揃えてくれた着物を大切にせねばと改めて思いました。日本文化史の象徴としてもっと着て歩くようにしたいと思います。
とても感動的な授業で、心震えました。大切な思い出を語って下さった田中さんに心より御礼申し上げます。
京都の伝統にかかわる皆様の日常をかいまみた気がします。
温故知新、京の伝統は本当にそれぞれの想いがあって続いていくことを忘れたくないなと思います。
まずは伝えることからはじめたいです。
好きな呉服の話が聞けてよかった。最後は夫婦愛に感動しました。トーク方式もおもしろかったです。
先生と田中さんはお仕事仲間だったのですネ!!本当に素敵なお話しをうかがえました。
映画を観たような気持です。伝統文化は様々な人々のご苦労によって続いているのですね。
奈良に墨作りの見学に行った事がありました。今日ご紹介頂いた職人さんの長屋と、とてもよく似たものがありました。京都には多くの伝統文化がありますが、他にもこのような住居形式で製造工程をすすめていたものがあるのかなぁ・・・と思いました。ファミリーのお話し、ジーンといたしました!
大変すばらしい話を聞かせていただきました。お父さまの生きざまをこれだけ話できることに優しい田中さんを知りました。又友禅の工程をひとつひとつわかりやすく、よかったです。又はなやかなように思われたが(見えない世界での)職人さん達の苦労もわかった。
家族生きている限り、誰しも苦しみあり悲しみあり、喜びあり・・・
☆2019年4月から第1期生が始まります☆
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日本美の真髄にふれる曼殊院
毎月第三土曜日は・・・京都文化浴さんぽ♪♪
2019年2月16(土)は門跡寺院シリーズ第二弾!
日本美の真髄にふれる「曼殊院」へ行ってきました。
修学院の駅から坂道を歩くことおよそ20分。
曼殊院の入り口でまずわたし達をお出迎えしてくれたのが...
【媚竃】びぞう、の文字。
良尚法親王筆のこの二文字から、すでに曼殊院の奥深さが伺えます。
中に入ると、いくつもの部屋が。。
虎の間の狩野永徳筆と伝えられる「虎の図」や、そのお孫さんにあたる狩野探幽筆の滝の絵の障壁画、
卍くずしの欄間に、富士の間の菊を型どった粋なデザインの欄間、富士山の形をした七宝焼きの釘隠しなど...
まるで宝探しのように装飾品を探していくと、アッという間に時間が過ぎてしまいます。
庭園には海に見立てた白砂に浮かぶ、様々な石や灯篭もあります。
半日でも物足りないくらい、見どころ満載の曼殊院なのでした!
次回は・・・
「知恩院非公開参拝とおもしろき天皇」
特別な空間でお抹茶席も!!
↓↓↓お申し込みはこちらから↓↓↓
あなたのお越しを、お待ちしていま~す!
涅槃図の絵解き
京都文化浴大学は2019年4月本格開講いたします。
♪♪毎月第2第4火曜日開催♪♪
只今0期生でモニタリング授業をしながら、1期生募集中です!
是非、お気軽に体験にお越しくださいね!
2019年2月12日(火)の京都文化浴大学の午後の授業は・・・
「涅槃図の絵解き」
陰暦の2月15日は、お釈迦様が入滅された日。
多くの寺院では涅槃図の軸をかけて涅槃会がなされます。
その涅槃図について、仏像ソムリエ宣教師の小嶋一郎先生による楽しい謎解きのお話しでした。
観賞のポイントや、京都府内の御開帳情報などなど...
本当に目から鱗☆な涅槃図について、プロジェクターでわかりやすく解説してくださいました。
受講生の声と共に様子をお届けします♪
涅槃図についてのお話し、はじめてうかがいました。このようにたくさん見るポイントがあったのですね!!ぜひ御開帳期間に見に行きたいです。興福寺の甘酒も魅力的!!いただいた資料で帰って復習します。
お釈迦さまの一生を改めて知ることができました。すっきり!!涅槃図をどこかのお寺でゆっくりじっくり見てみたいと思います。
涅槃図...お釈迦さまのまわりにたくさんの人や動物がいるな...くらいの感覚でみていました。知ると見る目がかわりますね。春の楽しみがふえました。
涅槃図の絵にあたり、お釈迦様の特徴を細く説明していただき、こんなに深い内容や意味があり、事前に講義を受け実際に涅槃図を見る参考になりました。お釈迦さまの一生がわかって感激でした。
小嶋先生おすすめ☆の興福寺情報は必見ですね!
皆さまもぜひ足を運んでみてください。
☆2019年4月から第1期生が始まります☆
楽しく頼もしい0期生がいるから安心してご受講頂けます!!
心身の健康生活を目指して、一緒に文化浴をしませんか?
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ポールウォーキング
京都文化浴大学は2019年4月本格開講いたします。
♪♪毎月第2第4火曜日開催♪♪
只今0期生でモニタリング授業をしながら、1期生募集中です!
是非、お気軽に体験にお越しくださいね!
2019年2月12日(火)の京都文化浴大学の午前中の授業は・・・
「ポールウォーキング」!!
まずは護王会館にて田井先生による、「靴」と「歩き方」のおはなしについての講義。
楽に永く歩くために大切なことを、ポイントをおさえ丁寧に教えていただきました。
その後は、田井先生が用意してくださった歩行測定機でひとりひとりの歩き方をデータで分析。
「普段通り歩いてくださいね~」と先生はおっしゃるものの...
妙に緊張し、手と足が一緒になったり、真っすぐに歩けなかったり...
歩くことを意識してしまうと測定もむずかしいものでしたが、
「わ~!5才若い~~!!」
「えーーー!10才も老けてるーーー」
と、測定結果を画面で確認しては生徒さん同士終始盛り上がっていました。
そしていよいよ、ポールウォーキングの開始!いざ京都御苑へ!!
まずはポールを使った準備体操から。
受講生の声と共に様子をお届けします♪
ポールウォーキング初めてで大変貴重な経験をさせて頂きました。自分の歩き姿を確認出来ることも嬉しくポール使用により上半身の姿勢が良くなったと実感しています。良き機会を本当にありがとうございます。
靴と歩き方のたいせつさを講義していただき、いかに靴の選び方がずさんだったか実感しました。それからポールウォーキングで御所なんて最高でした。
ポールウォーキングはこれまで意識していなかった。歩き方についてとても大切なことを再認識しました。もっと歩きたかった・・・(寒かったけど)
歩き方のこととても気になっていたのでわかりやすく楽しかったです。ポールでもっと歩きたくなりました。折りたたみポール欲しい...
ポールを使ってウォーキングすると顔が自然と正面に向くようになり正しい歩行がくせづけられる様に感じました。日常のウォーキングにとり入れようと思います。
足、靴、歩き方の3つを意識することは簡単なようで難しいと思いますが、一回一回は思い出し確認していきたいと思います。楽に歩くことはよい姿勢作りにもなりキレイなおばあちゃんめざし頑張りたいと思います。実年齢よりマイナス10才の歩行めざします!ありがとうございました。
ポールウォーキングの存在は知っていましたが、体験してみて意外と上半身の姿勢の保持に役立つと思いました。梅の花きれいでした。
ポールウォーキング楽しかったです。ポールがあることで姿勢が正しくなり、すっと背中がのびますネ。出した足のカカト部分にボールを!と思っていると頭が下向きに。。頭を上げてと思うと右手と右あしが同時に...!むずかしいです。また挑戦してみたいです。梅の花の香り...やさしさにいやされました。
☆2019年4月から第1期生が始まります☆
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日本文化のスローライフ 190209 第99号
** 文化浴の森 情報便 **
平成31年2月9日(土)第99号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
美しい町には丁寧な暮らしや慈しむ心を持った人々が暮らしている・・・
//bunkayoku.com/point/2019/01/post-114.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
今週はすっかり春気分の日が続きましたね。こんにちは!澤野ともえです。
春陽気もつかの間。この三連休は暖冬も覆るほどの歴史的大寒波が訪れるとか?!どうか皆さん、最大級の寒さ対策で乗り越えて下さいね。
■スローライフ
生活スタイルのあり方に、スローライフ(Slow Life)というものがあります。
1986年、マクドナルドがイタリアに進出し、ローマのスペイン広場に1号店を開きました。当時のイタリア人はアメリカ資本のファストフード店に対する反発心が強かったことから起こった反対運動が、伝統的な食文化を大切にする「スローフード」運動でした。
やがて食文化のみでなく、生活スタイル全般、そして街づくりまでを見直す動きに広がり、大量生産や高速型のライフスタイルに対して、ゆったりした暮らしを提案するようになり、「スローライフ」運動に発展したそうです。
明確な定義はないのですが、その多くは地産地消や歩行型の社会を目指すライフスタイルです。
日本においては、高度成長期以前の生活はスローライフだったと言えます。しかし1990年頃のバブル景気中に大量生産・高速型のライフスタイルが急増。
それに伴う社会課題に対して、地産地消運動や沈着型でゆっくりした生活様式を唱える動きが出るようになり、2001年頃から日本でも「スローライフ」という言葉が使われるようになりました。(フリー百科事典『ウィキペディア』参考)
■自然のテンポ
コンビニのレジ、ドライブスルー、スマホでググって、ポチっと押せば翌日届く・・・速くて当たり前の便利な時代。もちろん、速いのは気持ちいい。一生懸命な店員さんの気持ちもこちらに伝わってきますし、そういう私自身もググってポチを愛用しています。
でも、ちょっとでも遅くなるとイライラ。胃に流し込む食事。小銭にモタモタすれば、後ろの視線にドキドキ。便利だったはずの速さは、いつの間にか追われ急かし合う関係性を築き、心身のバランスを崩しやすくしているように感じます。
人間は自然の一部です。人は自然から生まれて、いずれ自然に還る存在です。人間らしさのベースには、自然物としてのテンポ、リズム、エネルギーが欠かせないと思うのです。
そして自然界には、人間以外の命が数多くあることも、忘れてはならないと思うのです。急かし合いの行きすぎには限界が見えるようで、最近ではファーストフードの象徴ともいえる米マクドナルドが速さよりも質を重視するようになってきています。
■スローライフの極意
柑橘の味、春告鳥(うぐいす)の声、路傍の花、木の匂い、手の温もり・・・五感を意識すると、自分自身も自然の一部であることを感じ始めます。
そんなとき私は、あ~~~幸せって感じます(笑)そうすると心に小さな余裕が生まれ、身近な人の心遣いに気付いたり、自分を見つめる時間ができたり・・・
スローライフってそういうことだと思うのです。ただテンポを遅くすることではなくて。
ただ遅いだけなら、ただのダラダラ。自由時間がたっぷりあろうがなかろうが、自分の暮らしを真正面から丁寧に向き合うこと。意識的に五感を使って、自然を感じて「心に余裕をつくる」ことって大切だと思います。
そして「心を引き締める」ことも、スローライフの極意と思います。発祥地のイタリアを例にみても、意識的に伝統文化を大切にしよう!とする「引き締まった気持ち」が軸になっているのですよね。
普段忙しい人はたまにダラっとして心身を休めることは大切ですが、ずっと気持ちが緩んでいては、思わずエチケットを怠ってしまったりして、人間関係も上手くいかなくなります。
かたや心を亡くすと書いて忙しいですから、毎日が忙しい人は、自分を忙しくしてくれる仕事か何かに依存しているだけで、もしかすると、心はぽっかりと穴が空いていたり、心の根っこはダランとしていたりするかもしれません。
■日本の生活文化
丁寧に生きることは特別なことではなく、五感が喜ぶアクセントを取り入れることだと思うのです。日本の生活文化には、自然に対する順応、尊重のもとで築き上げられてきた生活の知恵が沢山詰まっています。
大切に受け継がれてきた生活文化にはそれなりの「引き締まった気持ち」が宿っています。「用の美」といわれる素材への思いやり、使う人への配慮が美しく宿っています。
とりわけ、何百年、何千年の歴史の中で無数の人々の知恵と技が結晶となって、受け継がれてきた生活文化には、想像を遥かに超える力が宿っています。当たり前ですが、日本の生活文化は、日本の風土に合っています。
単に自然に触れるのとはまた違って、自然に対する付き合い方、寄り添い方、創意工夫が織り込まれているから、背景を知ると思わずうなってしまいます。人への尊敬や愛情が湧いてきます。
お箸一本、お茶碗ひとつから、五感が喜ぶスローライフが始まると思います。ただ、いつでもできるわ~と思っていると、なかなか難しい。道具だけ揃えても中身が伴わない・・・ということもありがち。
やはりこれも習慣。時間を先取りして、向き合う時間をセッティングしてしまうことが、暮らしを豊かにする秘訣です。
これから私は、「京都文化浴大学」をはじめとする文化浴講座の中で、日本の生活文化からスローライフな生き方を見出していこうと思っています。
職人さんや専門家との交流を通して、昔ながらの日本の生活文化に息づく知恵や技、素材に直接触れ学び、人生の質を高めていきたいと思っています。
スローライフ・・・ご興味を抱かれた方、是非ご一緒に、日本の衣食住に触れ学び、暮らしを豊かにしませんか?
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人生百年時代がやってきた! 190202 第98号
** 文化浴の森 情報便 **
平成31年2月2日(土)第98号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
きょうの一歩があすの希望だよ!
//bunkayoku.com/point/2019/01/-0120.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
■人生百年時代がやってきた
「年々寿命を延ばしている人類という生き物は、どうも、百歳という長い人生を、この地球上で生きていく可能性が高くなっている」ではじまる本を読みました。今年87歳の五木寛之氏の『百歳人生を生きるヒント』。
私は時々、自分のフットケアサロンやセミナーで百歳まで生きる可能性と健康寿命について話しますが、
「百歳まで生きたい!」という積極的なレスポンスは殆どありません。「そんなに長生きしたくないですわ~」と即答されることが殆どです。
私も同感です。経済、健康、社会・・・どんな将来か?漠然とした不安がよぎります。
生きることは正直、苦しみです。仏教でいう生老病死(しょうろうびょうし)。「人としてまぬがれられない四つの苦しみ。すなわち生まれること、年をとること、病気をすること、死ぬこと。四苦。(大辞林 第三版)」
苦しみが長引くことを、手放しで喜べないのが本音かもしれません。
■これまでの人生観は通用しなくなる
これまでの人類の価値観やシステムは、おおむね「人生五十年」を前提に築かれたものであり、人間の本来の生き方とは何か?そのことを考える余裕さえなしに、必死で働いてきたのが、「人生五十年」時代の生き方だったと五木氏はいいます。
当然のことながら、人生百年時代が到来した今、それらの価値観はしっくりこなくなっているわけです。
五木氏の表現を借りれば、登山を人生に見立てた時、頂上を50歳としたら、「登山」の時間と匹敵するくらい「下山」時間が長くなり、通常、下山よりも登山の方が注目されるものですが、下山のほうに、大きな関心が高まる時代に入ってきたといいます。
■人生の後半時間を、いかに生きるか?
そこで五木氏は『百歳人生を生きるヒント』の中で、仏教発祥の地、古代インドの人生区分「学生期(0~25歳)」「家住期(25~50歳)」「林住期(50~75歳)」「遊行期(75歳~)」をベースに、五十歳から百歳の道のりを更に十年刻みで、その時代毎の過ごし方を提案されています。
50代「事はじめ」。これからはじまる、後半の下山の人生を生き抜く覚悟を、心身ともに元気な時期から考えはじめる時期。
60代「再起動」。五十代で思い描いた下山を、いよいよ実行する時期。実際にこれまでの生き方、生活をリセット(再起動)する時期。
70代「黄金期」下山の途中で、突然あらわれる平たんな丘のような場所を充分に楽しみ、活力を補充する時期。
80代「自分ファースト」社会的しがらみから身を引き、自分の思いに忠実に生きる時期。
90代「妄想のとき」たとえ身体は不自由になっても、これまでに培った想像力で、時空を超えた楽しみに浸る時期。
・・・といわれています。
■お寺を巡るたびに、私の心身が充実してきました
読み終えて、私は90代を迎えることがとても楽しみになってきました。その頃、楽しい妄想が繰り広げられるように、この世の喜びや生き甲斐を四苦の中で見つけていきたいなと。
また、学びの楽しさに目覚めたり、思い切って何か新しいチャレンジを試みたりするのに最適な黄金期を70代と言われていることも、嬉しく思いました。
何故なら、私の講座には70代の方々がご参加下さっているのですが、共に社寺巡りをする中で、皆さん凛として、学びの楽しさに溢れ、輝いていらっしゃいます。
五木氏自身もかねがね、日本人の心の源泉とは何かと考え、古寺、名刹に、いまも生きつづける不思議なエネルギーを体感してみたいと、70代にして始められたのが「百寺巡礼」。あの名著を執筆された時代です。
はじめは体力的に大丈夫か不安だったそうですが、「お寺を巡るたびに、私の心身が充実してきました。五十代から六十代までの体の不調が、少しずつなくなり、回を追うごとに、気力体力が整ってくる感じがしました。
私は、これは神社仏閣がもつ不思議なエネルギーで癒されたのだといい、みんなにも巡礼をすすめました」と言われています。
私自身も社寺巡りをするたびに心身が充実し、喘息等の体の不調がなくなり、気力体力が整ってきましたから、年齢関係なく大変共感します。
その他、孤独、嫌われる、あきらめる等、一見マイナスに思われる状況を、積極的に受け入れて生きる人生観。私の心には清々しい希望の灯がともりました。
『百歳人生を生きるヒント』、おすすめです。
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