文化の日 181103 第85号
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平成30年11月3日(土)第85号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
足らずを知ることで幸せ気分・・・!
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* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
本日は文化の日です。文化浴の森にふさわしい日ですね。
というわけで、本日は意外と奥深い「文化の日」の由来について解説いたします。
■文化の日とは?
なぜ、11月3日が文化の日なのか?文化の日の意味や由来を知らない人は結構いらっしゃると思います。文化の日とは「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とされています。
1946年 11月3日は日本国憲法が公布された日。つまり今の日本国憲法が世界中に知れ渡った日です。以後、憲法が施行された1947年5月3日を「憲法記念日」と定め、11月3日は「文化の日」と定められました。
なんで?憲法の公布と施行の両方を記念日にする必要があるの?「憲法」と「文化」って何か関係あるの?という疑問が湧いてきます。
■11月3日のそもそも
実はそもそも、11月3日は明治天皇の誕生日であり、明治時代は天皇誕生日として、大正時代から終戦までは「明治節」という名の祝日でした。
第二次世界大戦後、日本がポツダム宣言を受諾してからサンフランシスコ平和条約発効までの6年9ヶ月、日本は、アメリカ、イギリス、中華民国、ソビエト連邦、カナダからなる連合国最高司令官総司令部(通称GHQ)に、間接的に統治されていました。
GHQは政教分離、帝国主義の廃止、軍隊や国家警察の廃止、財閥解体、農地解放、民主化政策を行って、これまでの日本を変えました。
その際、「明治節」も撤廃したのですが、当時の政府は何とか「明治節」を残そうと、意図的に11月3日に日本国憲法を公布し、その日を祝日にしようとしました。
それに対してGHQは強く反対。そこで、憲法施行の5月3日を憲法記念日にすることを求め、11月3日を憲法記念以外の祝日ならOKと日本に提案しました。
■文化の日の誕生
11月3日を何らかの祝日にすることを許された日本は、それなら憲法公布に相応しい日にしようと、憲法で最も大切な概念が自由、平和、そして文化であることから、「自由と平和を愛し、文化をすすめる『文化の日』」にしたのです。
憲法と文化って、一見繋がりが無いように思われますが、すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する「基本的人権」、不幸な歴史への反省と自由と平和への強い意志のもとに宣言された「戦争放棄」を謳う日本国憲法の最も大切なキーワードが「自由」「平和」「文化」と言えるのです。
終戦当時の日本人の「明治節」を残したい心情には、明治維新後に築き上げてきた天皇制を尊びたい気持ちが伺い知れますし、「文化の日」と定めた背景には、新しい日本を築き上げる意志を感じます。
■今日は自由と平和に感謝して♪
文化の日がどんな日なのか、ご参考になりましたか?
最近はなぜかハロウィンの方が賑やかですが、日本の文化を感じ、考える上で、11月3日はとても大切な日だと私は思います。
本日は文化財を巡って歴史や文化に触れたり、様々な場所で文化祭や芸術イベントが行われていますので、是非、楽しく文化をエンジョイしてくださいね。
今日もお仕事だよ!という人は、仕事後に映画や絵や写真を眺めてみたり、本を開けてみたり・・・数秒でも良いので、今日は空が綺麗ですから、空を仰いで深呼吸したり、体に良い秋の味覚をじっくり味わってみたり・・・五感から、ほんものを取り入れて、60兆個の細胞が喜ぶ潤いある「今」を味わいましょう!
今日は自由と平和に感謝しながら、さぁ文化浴を!
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