ダム屋から桶屋へ
京都文化浴大学は毎月第2第4火曜日開催♪♪
しばらくブログの更新ができておりませんでしたが、、、
後期を迎え、新たに再開させて頂きます。
10月8日(火)のこの日は樽徳商店の宮本博司社長による
「54歳の手習い~桶作りに癒される"ダム屋から桶屋へ"」をテーマにお話しを伺いました。
建設省(現在の国土交通省)の官僚としてダムづくりをしておられた社長。
それがなぜ桶作りの人生へと一変したのか、、、
元官僚というお堅いイメージのない、明るくお話し上手の宮本先生の講義が始まりました。
ダムに沈む地域の住民が賛成派も反対派も心に深い傷を負ったこと。
建設に携わる中で実情を知り、先生の人生観も変わって行ったそうです。
そして、家業である樽徳商店に入社、50年前にやめていた桶・樽を作ることに挑戦されました。
それは一念発起の決断だったと思います。
桶と樽の違いについてもわかり易く説明してくださいました。
(桶は紡いだ糸を入れる容器で狂いがないことが求められることから柾目を使う、樽はお酒を入れるため水密性が求められることから板目を使う)
桶についてこんなにも興味を持ったのは初めてです。
それは宮本先生の人間力でもあるのではないでしょうか。
受講生の声と共に様子をお届けします♪
・・・・・
ダムから桶屋さんへの変遷 とても興味深く楽しかったです。手作りの持つ力が、宮本さんの心を癒すことになったのだと改めて手作り(作業も含めて)の大切さを感じました。
宮本社長の官僚経験と桶作りの苦労話のたんたんとした話の中に、京都の歴史も含めて含蓄ある人生哲学が聞けて有意義でした。
"自然を押さえこもうとする開発はいつか人間を押しつぶすことになるように思います。
先人の知恵を今一度見直し、自然だけでなく何ごとにも謙虚であれと思いました。
人生は短いけれど、いつでも新しいことに挑戦する時間はあるものと勇気をいただきました。
高瀬川のことや「桶」「タル」の違い、作業工程などくわしく知ることが出来ました。
春の季節には高瀬川の散策をしてみたいと思いました。宮本さんのダムの話をもっと聞きたいと
思います。次回の講座を希望します。
ものすごく貴重なお話を伺いました。宮本氏の生き様に感激です。自分自身が生き様をちょっと考えてみたいと思った。再度の登場を切に希望します。
桶 ・樽 の違いクリアーになってうれしいです。河川やダムのことも興味深かったのですが、どちらももっとお話を」お聞きしたかったです。
タルとオケ 大変おもしろく為になりました。先生もとても魅力的でもっともっと色んなお話を聞いてみたいです。
樽は酒樽 鏡開きに使われる大きな酒樽も贈答用の小さな樽も、小さければ小さいほど研ぎ澄まされた神経で作られるのだと思い知らされました。私の叔父は、お盆前になると櫓で太鼓をたたくため酒樽で練習するとよく言っておりました。よくしまった樽は良い音が出るのでしょう。社長さんは酒樽のこんな使い方を知られたら、どんな思いをされるのでしょうか。空樽を最後まで使っていると喜んでいただけるのでしょうか?それとも丹精込めて作った樽を・・・・と苦笑されるのでしょうか!
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