文化財の名称:曼殊院の埋め木
文化浴の種類:たてもの浴 寺院
所在地:京都市左京区一乗寺竹之内町42
アクセス:叡山電鉄 修学院下車徒歩約20分
曼殊院の草創は伝教大師最澄。天暦元(947)当時の住職だった菅原家出身の是算国師が北野天満宮創建にあたり、別当職(別に当たる職業)として補され、以後明治維新まで900年間曼殊院は北野別当職を歴任した。
曼殊院は小さな桂離宮ともいわれる。それもそのはず桂離宮を創始された八条宮智仁親王の第二皇子良尚法親王が門主となられ、明暦2(1656)に移築造営された寺院だからだ。ブルーノタウトを「泣きたくなるほど美しい」と言わしめた桂離宮と曼殊院。共通する日本「美」の真髄が至る所に仕掛けられている。
滞在時間の目安:3分
【なすがまま。】
-こんな時に訪れてみよう!- (どっしり構えたい今を俯瞰したい)
-こんな時に訪れてみよう!- (どっしり構えたい今を俯瞰したい)
曼殊院の入り口にそれはあります。
大工さんの遊び心いっぱいの埋め木。床ではなく、こんなにも入り口の門に埋め木があるのを初めてみました。
何か宝探しのように埋め木を探していると…
「み~つけた!!」
瓢箪は見たことがあるけれど、ナスなんて初めてでした。それも大好物のナス!かわいくっておもしろくって、とても癒されました。
ふと頭をよぎった言葉は…
「なすがまま。」
そのままですが(笑)
何か自分の迷いを払拭してくれた気持ちになりました。
時には流れに身を任せ、どうにでもなるさ~と大きく構えてみても良いのかもしれない。
そんな気付きを教えてくれた、かわいいナスの埋め木。
「大工さんありがとう」
心の中で感謝の気持ちをそっと告げ、中へと入って行ったのでした。
訪問日時:2019年2月16日 記:あさみん
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