文化財の名称:三条白川橋の道標
文化浴の種類:民俗浴 その他
所在地:京都市東山区三条通白川橋東詰
アクセス:京都市営地下鉄東西線「東山駅」より東へ徒歩4分
白川橋のたもとに1678年に建てられた京都に残る最古の道標です。
京と江戸を結ぶ東海道の、あと数百メートルで終点の三条大橋、という場所に建てられています。
北側に向いて彫られているのは
「三条通白川橋」
東側には
「是よりひだり ちおんゐん ぎおん きよ水みち」
南側には
「京都為無案内旅人立之」(京都の地理に無案内の旅人のためにこれを立てたの意)と、「延宝六戌午三月吉日」「施主 爲二世安樂」
と彫られています。
幕末の動乱なども乗り越え、自然の風雪などにも耐え、損傷も少なく残っています。
滞在時間の目安:5分
【風情ある白川橋に情ある道標】
-こんな時に訪れてみよう!- (微笑みたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (微笑みたい)
白川橋から見る風景はとても風情があり以前から好きでしたが...この立派な道標に目をくれたこともありませんでした。
今回初めて教えてもらって知ったこちらの道標。
建てられた1678年と言えば江戸時代。
誰が将軍の時代なのかな...と調べたら第4代徳川家綱の時でした。
その時に善意ある人によってこの道標が建てられて、今までこんなにしっかりと現存しているなんて...素晴らしいです。
こういった道標は当時本当に重宝されていたのだろうと思います。
現代に生きる私たちは何もかも便利すぎて、色んなことが麻痺しているのかもしれません。
ふと、以前の仕事仲間が学生時代に東京の日本橋から京都の三条大橋まで(東海道五十三次)歩いたと言っていたのを思い出しました。
何日かかったのかを聞いたのに忘れてしまいましたが、昔の方々の気持ちになって同じように不便さを体験するのはとても新鮮なのではないでしょうか。
私も今度せめて近くへでも目的地へ行くのにスマホに頼るのをやめてみようかな。
訪問日時:2019年1月19日 記:あやこ
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