文化財の名称:伏見稲荷大社 楼門の狛狐
文化浴の種類:民俗浴 宗教
所在地:京都市伏見区深草藪之内町68
アクセス:JR奈良線 稲荷駅下車徒歩すぐ
全国に三万社といわれる稲荷神社の総本山、伏見稲荷大社。
稲荷神社では、白狐(びゃっこ)が神の使いとして祀られています。
境内にはたくさんの狐を見かけることができます。
楼門前の狛狐は向かって左(吽形)が「鍵」、右(阿形)が「玉」をくわえています。
これは玉鍵信仰に由来すると言われ、玉は稲荷神の霊徳の象徴で、鍵はその御霊を身につけようとする願望とされています。
また、「玉と鍵」は「天と地」、「陰と陽」を表し、万物の創世の理を表しているともいえます。
また「玉」を穀物の倉庫、「鍵」は倉庫の鍵とする説もあります。
滞在時間の目安:5分
【キリリ!と凛々しい狛狐】
-こんな時に訪れてみよう!- (今を俯瞰したい)
-こんな時に訪れてみよう!- (今を俯瞰したい)
伏見稲荷大社と言えば、関西で初詣参拝客数の1位を競う、また外国人の方々にも大人気のスポットです。
その楼門に、睨みをきかせたなんともカッコいい狛狐がいらっしゃいます。
左右で「鍵」と「玉」をそれぞれくわえています。
いつの間にか神社を訪れたら狛犬チェックを欠かさなくなった私がこちらの楼門の狛狐!ももれなく気になりました。
私は「鍵」をくわえた方が好み。
そんな話はさておき、このキリリとした表情、とても身が引き締まる思いにかられました。
大切なものを保管する場所には必ずといっていいほど鍵がついてます。神聖なものもしかり。
それをしっかりと守らねばならない、という強い意思の現れなのか...真っ青な空と鮮やかな朱色の楼門をバックにキリリと凛々しいその表情が映えていました。
訪問日時:2018年10月 8日 記:あやこ
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