文化財の名称:龍安寺 竹のふし欄間
文化浴の種類:たてもの浴 寺院
所在地:京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
アクセス:京福電鉄 龍安寺駅 徒歩7分
石庭で有名な龍安寺ですが、現在の方丈は、龍安寺塔頭の西源院方丈を移築したもので、慶長11年(1606年)の建立ですから、400年の歴史をもつ建物です。
欄間(らんま)とは普通、鴨居とか内法長押の上方に設けられた開口部のことで、一種の窓のようにも見えます。欄間は一般的に繁閑種々の装飾が施され、室内の装飾として重要な役割をなしています。
竹の節欄間とは、竹の節のような切れ込みをつけた小柱の上下に横木を渡し、中をたすきがけの桟で埋めた欄間をいいます。
滞在時間の目安:3分
【二等辺三角形の欄間】
-こんな時に訪れてみよう!- (和みたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (和みたい)
龍安寺の素晴らしい庭園や方丈広間の襖絵をよそに、私が見入ってしまったのがこの欄間。
初めは欄間だとは気が付かなかった程、自分の中の欄間の概念を覆すようなこの枠組みの三角形。
一枚板や透かし彫りだけが欄間ではないのだと、自身の見識の浅さと物の見方の狭さに気付かされました。
そしてよーく見ると...
正三角形じゃないではないか!
それはまぎれもなく二等辺三角形。
すぐさま浮かんだのは、子どもの頃に使っていた三角定規。
久しぶりにこの形を見た気がします。
なるほど、二等辺三角形だからこそ全体のバランスが良いのだな。
一人納得しながらしばし欄間を鑑賞。
なんだか得したような気分になったのでした。
訪問日時:2018年9月15日 記:あさみん
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