文化財の名称:下鴨神社 参道
文化浴の種類:庭園浴 神社
所在地:京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス:京阪電車出町柳駅より徒歩10分
世界文化遺産・下鴨神社=賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)の参道。本殿まで約一キロ。
その参道に広がる糺の森は、およそ12万4千平方メートル、東京ドームの約3倍。
古代より続く原生林は、神秘的な空気が漂います。
多多須玉依姫(ただすたまよりひめ)の気配、賀茂川、高野川、鴨川の三角只洲(ただす)、森に湧く清水は直澄(ただす)みわたり・・・。
「糺す」とは、「正す」と同じ語源で、物事の是非を明らかにしたり、罪の有無を追及するという意味があります。
都の鬼門に位置する糺の森は、その名の通り、古来、偽りを正す禊ぎの聖地として信仰されてきました。
現在も、糺の森の傍らに京都家庭裁判所があるのは、何か関わりがあるのでしょうか?
滞在時間の目安:20分
【私の年月と共に歩む道】
-こんな時に訪れてみよう!- (自分をみつめたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (自分をみつめたい)
言わずと知れた下鴨神社。
私が若いときから大好きな神社です。
そして、そのなかでもお気に入りはその参道。
神社やお寺の参道が好きな私ですが、ここはいつも特別な気持ちになります。
木々に囲まれた本殿へ続くその道を何十回と通ってきましたが、毎回毎回違う顔を見せてくれます。
季節や天気、気温、参拝する人々の空気感などの違いもありますが、それは私の気持ちが毎回違うからかもしれません。
初めての車を買って、初めて遠出をしたのも朝早くの下鴨神社でした。
道が混む前の朝早くに、と初心者マークの運転に怯えさせながら、母親と一緒に参拝した日。とても清々しくて清らかな気持ちになりました。(帰り道の運転の心配はありましたが・・・)
好きな人とデートで歩いた思い出。楽しくてとても満たされた嬉しい気持ち。
自分の流れを変えたくて、下鴨神社に参拝するだけのために一人京阪特急に飛び乗ったこと。はやるようなドキドキするような気持ち。
いろんな気持ちを味わいながらも、この参道を歩くとほっとするような、それでいて自分を見つめ返せるような。行きと帰りではまたずいぶんと気持ちに変化も訪れます。
きっと誰にでもそんな場所があると思います。
どんな場所であれ、そんな場所こそ自分だけの心の文化財なのかもしれませんね。
訪問日時:2017年11月25日 記:あやこ
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