文化財の名称:祇園床
文化浴の種類:建造物文化財 民家
所在地:京都市中京区松原麩屋町西入ル
アクセス:市バス 河原町松原下車徒歩7分
ここは祇園の床屋か?
はたまた祇園の川床か...
いいえ、どちらでもありません。
そこはまぎれもなく松原通りにある床屋さん。
実は昭和30年までの祇園祭前祭の巡行路は、四条烏丸を出発→四条寺町を南下→松原寺町を西に行くルートでした。その名残が感じられるポイントがここ、松原中之町の町会所、祇園床。
長刀鉾が出発してから約一里の休憩所として、長刀鉾のお稚児さんがお休みされる場所でした。
現在でも毎年7月14日、非公開ですが長刀鉾のお稚児さんがいらっしゃって、建物奥にあるお社の前で、古式一里塚松飾式が行われています。
滞在時間の目安:5分
【昭和時代へタイムスリップ】
-こんな時に訪れてみよう!- (ゆるりと過ごしたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (ゆるりと過ごしたい)
今では営業こそされていないものの、ひっそりと佇む建物を眺めていると、いつも以上に想像力がかき立てられました。
右から書かれた『祇園床』の屋号や昔懐かしのサインポールは、一瞬にしてわたしを昭和時代へとタイムスリップさせてくれるのです!
このせまい松原通りを巡行していた山鉾たち。
祇園床からは今にもお稚児さんがあらわれそう。
「コンコンチキチン」♪
気のせいか、お囃子の幻聴が...
しばし昭和の祇園祭を堪能できます。
そこにいるだけで昭和時代にタイムスリップできる、そんな場所が京都にはたくさんあります。
わたしのように昭和が懐かしい方、祇園祭が恋しい方には必見の場所です。
訪問日時:2017年11月22日 記:あさみん
メルマガ「文化浴の森情報便」最新情報をお送りします!
文化浴の森のメールマガジン『文化浴の森 情報便』は、京都の奥深い文化に触れてみたい!一生美しく元気に歩き続けたい!そんな健康に前向きで、京都が好きな人のためのメールマガジンです。