文化浴ポイント京都編

 

文化財の名称:光縁寺の法話

文化浴の種類:民俗浴 宗教

所在地:京都市下京区綾小路西入四条大宮町37

アクセス:阪急電鉄「阪急大宮」駅より徒歩3分

「南無阿弥陀仏」、何千年前のインド。

ナムアミターバ アーラミダス ブッダ。それは中国で意味に訳されず、そのまま漢字に当てはめて、「南無阿弥陀仏」とされました。ですから、そのまま読んでも、意味がわかりにくいのです。

そこで光縁寺住職が、わかりやすく、教えて下さいました。

「南無」は、ナマステと同語源。信頼する、尊敬する、帰依する。
「阿」はnot、unable。否定するための冠詞。次にくる言葉を否定します。
「弥陀」は「承知しました(家政婦のミタ)」のミタではなく(笑)、量る。サンスクリット語からラテン語、イングリッシュへと伝わった、メーター、メジャー、メートルの語源。

何を計ることができないのか?それはアミターユス(=命)。父母、爺婆・・・色んな遺伝子、色んな命。アミターバは光。種があって、土があって、雨があって、太陽があって、芽が出て、花が咲いて・・・計り知れない命の数々。

計り知れない命のお陰様で生きている私達。光に敬愛する、感謝する。真実に目覚めた仏に感謝する。

それは、食前の「いただきます」と食後の「ごちそうさま」と全く同じ意味なんですよ。それをカタチに表すことが「合掌」なんですよ。


修学旅行生達に、新撰組の話のみならず、こういったお説法を自らされるご住職。
お寺の数は多かれど、ご法話を聞ける寺院は数少ない。
もしも運よく、ご住職のご都合が合えば、ご法話を聞かせて頂けます。

滞在時間の目安:20分

 
 

【南無阿弥陀仏の意味】

-こんな時に訪れてみよう!- (清らかになりたい)

新撰組ゆかりの光縁寺ご住職は、とても魅力的な方で、ジョークが入るお話は大変面白く、とても興味深い。

外柔内剛の物腰は、山南敬助と良誉上人の絆を受け継がれているかのよう。
わかりやすいから、仏教の真が身に染みる。

知っているようで知らなかった「南無阿弥陀仏」「いただきます」「ごちそうさま」「合掌」。

計り知れない命の連鎖を感じる時、私は大きな何かに抱かれた気がして、ホッとする。それが文化財に触れる時の幸せポイント。

手を合わせ、「南無阿弥陀仏」と口にしたら、遠く離れた遥か昔のインドに通じる気がした。

今朝の朝食はヨーグルトになった牛のお乳と兵庫県産の無花果。遠く離れたペルーやメキシコのブレンドコーヒーの豆。

色んな命に感謝。合掌。

訪問日時:2017年10月17日 記:ともえ

 

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