六角堂へそ石【№0046】
2017/08/05
文化財の名称:六角堂(紫雲山頂法寺)
文化浴の種類:庭園浴 寺院
所在地:京都府京都市中京区三条町
アクセス:京都市営地下鉄烏丸御池駅より徒歩約3分
平安京ができるもっと以前、聖徳太子が用明天皇2年(587)に創建したと伝えられる、六角堂。
そんな永い歴史を感じさせてくれる伝説が山門をくぐって正面右にある、六角形の石に伝わる。
平安京造営時、六角堂本堂の位置に道を通さざるを得ず、何とかならないかとお祈りしたところ、本堂がグググ~ッと北へ移動し、もとの位置にあった礎石が一つ残ったという。
というわけで、永らく門前に通る六角通にあったこの石だが、明治初期に現在地に移されたという。
六角堂が京都の中心とされたことから、体の中心であるおへそになぞらえて、「へそ石」と呼ばれている。
滞在時間の目安:5分
【六角形の不思議】
-こんな時に訪れてみよう!- (どっしり構えたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (どっしり構えたい)
ずっしりと重みを感じる『へそ石』。
じーっと見ていると、今にも吸い込まれそう...
いつまでも見ていられる程、六つのカドあるこの形に、なぜだか不思議なパワーを感じます。
ふっと思い浮かんだのが、『礎』-いしずえ-ということば。
もう何十年も前からこの京都の中心地に、どっしりと構えているこのへそ石は、正に人間の身体の中心であるおへそそのもの。
グッと、おへその下にある丹田に力が入り、身が引き締まる思いになりました。
何事も基盤がしっかりと支えられているからこそぶれないのだなと、ここへ来て改めて実感したのでした。
訪問日時:2017年7月26日 記:あさみん
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