文化財の名称:妙顕寺 花筏
文化浴の種類:庭園浴 寺院
所在地:京都府京都市上京区寺之内通新町西入妙顕寺前町514
アクセス:地下鉄鞍馬口駅より徒歩9分
桜隠れ名所、具足山・妙顕寺。鎌倉時代後期元亨元年(1321)、京都で最初に創建された日蓮宗のお寺。静かに極楽気分で花見を楽しめます。
ここだけの話。密かに西陣界隈は美的に素晴らしい日蓮宗系の本山が多いのです。それもそのはず、狩野元信、長谷川等伯、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山など、近世の名立たる芸術家の多くが日蓮宗の信者であり、西陣界隈の寺院にゆかりあり、その美的センスが空間に投影されているからです。
妙顕寺の「光琳曲水の庭」は、絵師・尾形光琳の屏風絵を元にして作られたとされます。樹齢約400年の赤松や白砂で表された川の流れが、光琳の華やかな作風を彷彿とさせられます。
滞在時間の目安:5分
【時空を越えて、親指姫の春うらら】
-こんな時に訪れてみよう!- (ゆるりと過ごしたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (ゆるりと過ごしたい)
できれば内緒にしておきたい桜絶景名所のひとつ、妙顕寺。ここは拝観料も不要の境内の裏。
写真映えのするショットは沢山あるのですが、あえてこの一枚、花筏(はないかだ)。
「花筏って言うんだよね」隣で友人がささやくように教えてくれました。そう、花筏。なんて素敵な表現なんだろう!!ゆ~らゆら~♪ゆ~らゆら~♪
気が付けば、一寸法師か親指姫になって花筏に乗りながら、春の日差しを浴びていた私。名付けた人、その心を伝えてきた人、同じ感覚を古人も味わったんだろうね、きっと・・・ゆ~らゆら~♪
今、目に映る美しさもさることながら、時空を越えて心奪われた瞬間でした。
訪問日時:2017年4月13日 記:ともえ
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