文化財の名称:染殿地蔵院
文化浴の種類:庭園浴 寺院
所在地:京都府京都市中京区新京極四条上中之町562
アクセス:阪急河原町駅から徒歩3分
京都の中でも最も賑わう四条新京極。その交差点には140年の老舗、京都甘栗「林万昌堂」があります。そして林万昌堂の奥の扉から外へ出ると、そこが染殿院。
ビルの谷間のオアシスとはまさにこのこと。人混みに疲れたあなたのために、ベンチが一つ。今は小さな世界ですが、天皇家や幕府、空海、夢窓疎石、一遍上人など、様々な身分や宗派を越えて、護持伝来されてきた染殿地蔵院。
小さな空間ですが、お堂の透かし彫りの美しい照明、提灯、織部燈籠や草花が出迎え癒してくれます。子宝を授けてくれるというご本尊の地蔵菩薩は秘仏。
滞在時間の目安:20分
【栗薫る・・・ビルの谷間のニュートラルオアシス】
-こんな時に訪れてみよう!- (無になりたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (無になりたい)
様々な宗派や立場に護られてきた染殿地蔵院。
いつの時代も何ものにも染まらず・・・静かに和やかに、時代の中心に佇む世界。ある時は清和源氏の源として、ある時は一遍上人の念仏踊の道場として、そして今は世界中の人が行き交う繁華街の中心で・・・。
ベンチに座って文化浴すると、何ものにも染まらないニュートラルな気分に。昼間からほの明るい提灯や透かし彫りの照明が幽玄。
お好み焼きのような香りがしてきたかと思うと、甘栗の薫りを乗せた風が前髪をそよぐ。四条商店会のBGMもちょうどよい。安産子授けの染殿地蔵尊が、草葉の陰から優しく見守ってくれているような気がする。
訪問日時:2016年9月30日 記:ともえ
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