文化財の名称:相国寺 花頭窓
文化浴の種類:たてもの浴 寺院
所在地:京都市上京区今出川通烏丸東入
アクセス:京都市営地下鉄「今出川駅」より徒歩約8分
臨済宗相国寺派大本山である相国寺の表方丈庭園を望む花頭窓(かとうまど)。
花頭窓とは「火頭窓」や「架頭窓」とも書く。
禅宗寺院の建築とともに中国から伝わり、唐様建築に多く用いられる。
一般的に窓枠は黒漆塗で、上枠の形を灯明(火頭)、または花形(花頭)の形にしたもの。
相国寺では表方丈庭園の白砂敷きの枯山水庭園を窓から望むことができる。
また方丈は特別拝観時の時期しか見ることはできませんが、年に何度か季節ごとに特別拝観されています。(2018年春の特別拝観は3月24日~6月4日まで)
滞在時間の目安:10分
【眺めているだけで瞑想効果のある窓】
-こんな時に訪れてみよう!- (無になりたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (無になりたい)
花頭窓の黒枠とのコントラストで、白砂がキラキラと美しい方丈庭園を眺めることができました。
最初は庭園のシンプルで凛とした美しさと、窓の黒枠の形に目がいきます。
上の部分は確かに灯明の形にも花のような形にも見えましたが、私にはちょっと寸胴なソフトクリームの形に見えました!
あとは黒枠と白砂は陰と陽だな~、などなど・・・どんどん雑念がわいてきます。
雑念がわいてきながらも、そこで離れずに、じーっと窓の向こうを眺めていると・・・なんでしょうか。いつの間にか自然に白砂の1ヶ所だけを見つめていたと思います。
静寂の中で砂を見つめることに集中していき、言葉にできない不思議な感覚になってきました。
人がほとんどいなかったので、窓を占領できたというのもあると思います。
何分眺めていたのかわかりません。
もしかしたらたったの数分かも。
でもなぜかとってもスッキリ、心が落ち着いたのです。
見えるものを通して、見えないものを観る。
まさにそんな感覚でした。
訪問日時:2017年11月 3日 記:あやこ
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