文化財の名称:八坂庚申堂 くくり猿
文化浴の種類:民俗浴 宗教
所在地:京都市東山区金園町390
アクセス:京都市バス「清水道」下車 徒歩10分
八坂庚申堂(やさかこうしんどう)の庚申とは、干支の「庚(かのえ)」「申(さる)」のこと。中国伝来道教の庚申信仰を、日本で最初に始めたとされるお寺です。
道教によると、人間の体の中に三尸(さんし)という3匹の虫がいて、庚申の日の夜に、寝ている人の体を抜け出して、その人の悪行を閻魔大王に告げ口し、寿命を縮めるそうです。そこで人々は庚申の日は夜通し起きて、三尸が体から出て行くのを防ぎ、寿命が縮まないように身を慎んだといいます。
八坂庚申堂の至る所には、カラフルな丸いお守り「くくり猿」が目につきます。
手足をくくられ動けなくなった猿の姿。
欲望のままに行動する猿を動けないようにすることで、欲に走らないように人間を戒めている姿だそうです。
夢や希望には、人生を切り拓く原動力、目先の快楽や行動を律する力があります。しかし夢を叶えようとし過ぎるあまり、余計な欲望も湧いてきて、心が乱れてしまうこともあります。
そんな心を調節してくれるのが「くくり猿」です。
くくり猿に願い事を託すかわりに、欲望を一つ我慢する。
それが願いを叶える秘訣です!
滞在時間の目安:10分
【夢のある人の心を調節します】
-こんな時に訪れてみよう!- (キュンと愛でたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (キュンと愛でたい)
年々、くくり猿に祈る人が増えて、どんどんカラフルな寺院になっています!
目に飛び込んでくる、色とりどりのくくり猿。
本堂から香る、ほのかな線香。
キュッと丸みのある猿のお尻。
境内は若者の声で満ち溢れ・・・
可愛い祈りってあるんだな~と感じます。
ちょっと盗み見・・・
ステキなイケメンと出会えますように!
毎日笑顔で過ごせますように!
元気な赤ちゃんが生まれますように!
いつまでも仲良く居られますように!
どれもいい夢だな~
みんなはこの夢の代わりに、どんな欲望を我慢するんだろう?
まっいっか(笑)
それよりも、私の中の欲望お猿さん・・・
ひとつみっけ!
訪問日時:2018年2月 1日 記:ともえ
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