文化財の名称:岬神社(土佐稲荷) 坂本龍馬像
文化浴の種類:アート浴 彫刻
所在地:京都市中京区木屋町通蛸薬師備前島町317―2
アクセス:京阪電鉄 祇園四条駅より徒歩約10分
岬神社の境内にある坂本龍馬の像。
現在のものは2代目。
以前のものは熱狂的な龍馬ファンにあちこち削り取られてしまい原型を留めない形になったため、有志により2代目が再建された。
岬神社は1348年鴨川の西側の中洲に祠が建てられたのが始まり。
因みに中洲があった辺りとは、現在の先斗町。
先斗町のポントはポルトガル語で岬の意味。
江戸時代には土佐藩邸内にあったが、一般の人々も屋敷内を通り抜けて参拝できるように取り計らわれたという。
明治維新で屋敷が売却され1887年(明治20年)に現在の地に移された。
滞在時間の目安:5分
【狛狐と龍馬が見据えるものは・・・】
-こんな時に訪れてみよう!- (逸話にふれたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (逸話にふれたい)
こんな街中の場所にこんな神社あったかな?!と初めて連れられて土佐稲荷を訪れた時は思いました。
よく通っていた道なのに・・・全く見過ごしていました。こういう時って嬉しいような少し悔しいような気持ちになりますね。
小さな神社です。
とはいえ、坂本龍馬ゆかりの神社。
この近辺は幕末、坂本龍馬好きにはたまらないエリアですよね。
私はこちらの坂本龍馬像がむちゃくちゃ気に入った!!ということではないのです。
私が気に入ったのは、狛狐と坂本龍馬像の微妙な距離感にクスッとなってしまったこと。
狛狐と龍馬像だけを切り取って見ると、すぐ隣に寄り添うわけでもなく、ちょっと距離があるところがなんだかかわいらしくて。
そして、龍馬も狛狐と同じく斜め右に視線を向けていること。
狛狐と逆方向を向いてても、それはまたおかしな感じになりますが・・・。
参拝される方を見つめているのか・・・はたまたなにか物思いにふけっているのか策を練っているのか。
ほんとにこの近辺に坂本龍馬がいたんだな~、と不思議な感覚になりました。
街中あるきのついでに、幕末トリップ気分で土佐稲荷へ訪れてみてはいかがでしょうか。
訪問日時:2018年1月12日 記:あやこ
メルマガ「文化浴の森情報便」最新情報をお送りします!
文化浴の森のメールマガジン『文化浴の森 情報便』は、京都の奥深い文化に触れてみたい!一生美しく元気に歩き続けたい!そんな健康に前向きで、京都が好きな人のためのメールマガジンです。