この物語
京都・蹴上にある「蹴上発電所」と、国宝認定された「琵琶湖疏水」。
これは明治時代、東京遷都によって衰退の危機に立たされた京都を救うために進められた、近代京都最大級のプロジェクトです。
人口は減り、産業は停滞し、「京都はもう終わる」とまで言われた時代がありました。
けれど、その京都を、未来へつなごうとした人たちの物語。
今回の文化浴さんぽは、近代京都ナビゲーター・松井さんプレゼンツ。
『近代京都の歴史さんぽ―蹴上発電所と琵琶湖疏水遊覧』です。
琵琶湖疏水とは?京都復興を支えた近代化プロジェクト
琵琶湖疏水は、明治時代に琵琶湖から京都へ水を引いた大規模事業です。
単なる水路ではありません。
水運、発電、産業、防火、農業用水、さらには庭園文化まで——
京都の近代化を支えた、まさに「京都再生プロジェクト」でした。
そして、その電力を生み出したのが、今回特別見学する「蹴上発電所」です。
赤レンガの近代建築、巨大な発電設備、そして今なお現役で動くインフラ。
そこには、“未来の京都を守ろう”とした人々の意思が刻まれています。
通常非公開の蹴上発電所を見学

今回の見どころのひとつは、
通常非公開の蹴上発電所を見学できること。
私たちは普段、文化財というと、
寺社仏閣や仏像を思い浮かべがちです。
けれど、
都市を支え続けてきた土木遺産や発電施設もまた、
未来へ残すべき文化遺産なのだと思います。
何気なく見ていた風景の奥に、
京都復興のドラマが隠れている。
そんな視点を持つと、
街の見え方が変わってきます。
琵琶湖疏水船で国宝認定の遺構を巡る
さらに今回は、
琵琶湖疏水船にも乗船予定。
琵琶湖疏水関連施設は、2025年に重要文化財・国宝に登録され、近代京都を象徴する文化遺産として注目を集めています。
実際に案内と共に船に揺られながら眺めることで、
「なぜこの事業が必要だったのか」
「当時の人はどんな未来を見ていたのか」
そんな想像が、
少し身体感覚を伴って立ち上がってくるかもしれません。

文化浴の森では、
単に知識を学ぶだけではなく、
“風景の見え方が変わる体験”を大切にしています。
京都の歴史は「挑戦」の歴史でもある
京都には、
千年の歴史があります。
守ると同時に、
時代の危機の中で、
新しい挑戦を重ねてきた街でもあります。
今回巡る蹴上発電所や琵琶湖疏水は、
「まちを守るために、未来へ挑戦した」
そんな思いを象徴する遺産です。
「人が何を願い、何を未来へ残そうとしたのか」
その物語に触れてみませんか。
・京都の歴史が好きな方
・琵琶湖疏水に興味のある方
・近代建築や土木遺産に惹かれる方
・京都を「見る目」を深めたい方へ
語り手

松井伸二|近代京都ナビゲーター/文化財ストーリーテラー
愛する京都の文化に、残りの人生をそそぐ語り手。
長年、電力インフラの現場に携わってきた経験を活かしながら、近代京都の文化を親しみやすく伝えます。


開催のご案内
この物語は、『近代京都の男たちの物語』『通常非公開・蹴上発電所見学』『琵琶湖疏水遊覧船乗船』を通して味わう、一日の物語です。『近代京都の男たちの物語』『通常非公開・蹴上発電所見学』のみのご参加も可能です。
開催日:2026年6月5日(金)
時間:10:25〜16:00
集合:大正大学京都アカデミア
昼食:お弁当
参加費:3,500円(回数券利用可)
実費:琵琶湖疏水船 6,000円/昼食 1,500円/地下鉄代220円
募集人数:疏水船乗船定員は9名/その他20名
※詳細はチラシをご覧ください。
※ご関心のある方はどなたでもご参加いただけます。初めての方でも安心してご参加ください。
※回数券をご利用の場合は、1回あたり3,000円となります(回数券18,000円【6回分】1年間有効)
この物語は、ご希望の日程でリクエスト開催できます。物語としてご案内することも可能です。静かに味わいたい方、京都の文化財を深く味わいたい方、研修やご旅行など、グループでのご案内にも対応しております。

