京都・本満寺で鶴姫供養会と特別講演

【この記事のポイント】
・京都・本満寺にて7月27日(日)「鶴姫供養会」開催
・鶴姫さまは徳川家康の次男・結城秀康の正室で、京都府指定文化財の霊屋に眠る
・命日にあわせた法要と、講演テーマ「鶴姫さまに呼ばれて ─ 上京に眠る、福井ブルーの秘宝」
・参加申し込み方法

目次

猛暑でも心に涼風を

7月に入り、例年より早く、そして厳しい暑さが続いていますね。
そんな中ではありますが、本日は京都・上京区の本山本満寺で行われる「鶴姫供養会」と特別講演のご案内をお届けします。

鶴姫さまって誰?知られざる徳川家康のファミリーヒストリー

本満寺には、徳川家康公の次男・結城秀康公の正室だった鶴姫(蓮乗院)さまのお墓があります。
戦乱の世に翻弄されながらも強く生き抜いた姫君でありながら、その存在はあまり知られていません。

京都府指定文化財の霊屋に静かに眠る鶴姫さま。
実は、私が20年前にこの霊屋の修復に携わらせていただいたご縁もあり、当日は供養法要に続いて、私、澤野友映が講演を担当させていただきます。

春には桜の季節に合わせて、オンラインで鶴姫さまの物語をお届けしましたが、今回はご命日にあわせ、客殿にてお話しできることを大変ありがたく思っています。

本満寺 蓮乗院石廟

命日に合わせた供養会と講演

講演のタイトルは
「鶴姫さまに呼ばれて ─ 上京に眠る、福井ブルーの秘宝」

福井県産の笏谷石(しゃくだにいし)で築かれた石廟が、なぜ京都に?
そこに込められた想いや歴史のご縁について、心を込めてお話ししたいと思っています。

どなたでもご参加可能です。

  • 歴史や文化財に関心がある方
  • 女性の生き方の物語に触れたい方
  • 京都の知られざる魅力を再発見したい方

きっと小さな発見と心の安らぎを感じていただけるはずです。

蓮乗院鶴姫さま石廟と内部

鶴姫供養会に込めた思い

今回の供養会は、実は今年が初めての開催となります。
現貫首さまと、「この文化財をあらためて大切に守り伝えていこう」という想いを共にし、供養法要と講演を企画しました。

歴史の中に埋もれがちな鶴姫さまの物語が、こうした行事を通じて多くの方に伝わり、その思いが未来へとつながっていくきっかけになればと心から願っています。

開催情報と申し込み方法

鶴姫供養会・特別講演
日時:令和7年7月27日(日)9:30〜
場所:京都市上京区 本山本満寺
参加費:3,000円(当日受付にて)
定員:30名(先着順)

歴史の陰に埋もれた鶴姫さまの物語に、命日にあわせて心を寄せる一日。
本満寺の厳かな空気の中で、ともに祈りを重ねられるひとときをご一緒できれば幸いです。
暑い中ではありますが、どうぞお気をつけてお越しください。

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この記事を書いた人

文化財修復業を営む家に生まれ、一般企業を経て、自らも文化財修復の世界へ。15年間、数多くの修復に携わる。

2006年から、文化財の魅力をもっと身近に伝えたいという思いで、文化講座をスタート。これまでの受講生は、のべ9,500人を超える。

2016年、文化財が及ぼす心身の健康効果に着目し、それを「文化浴」と名付け、一般社団法人文化浴の森を設立。

2017年「健康は足から、心に文化浴を!」で、第5回京都女性起業家賞・京都府知事最優秀賞受賞。

2024年10月、日本文化を世界に伝える「文化財ストーリーテラー養成講座」をスタート。

人生後半に新たなキャリアと誇りを育む人が、文化財を語る力を身につけ、その価値を共に未来へ伝えていけるように。その歩みを支えることに日々尽力している。

著書に『ウォーキング&文化を楽しむ京都健康さんぽ』(いろは出版)がある。

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