祇園祭鉾建て―その舞台裏へ

【この記事のポイント】
・祇園祭の山鉾は、釘を使わず縄と木だけで鉾を建てる
人の記憶と感覚で受け継がれてきた祇園祭には、無形文化遺産の真の魅力が宿る
・放下鉾の舞台裏や命がけの技をリアルに知る貴重な講座を開催!

目次

放下鉾の匠

2025年7月8日(火)の文化浴大学では、放下鉾の作事方(さくじかた)兼 音頭取りとして、現場の中心に立つ谷口壮史さんをお迎えし、祇園祭の舞台裏をご案内いただきます。

作事方とは祇園祭山鉾の鉾を建てる人。
それは、ただの“準備作業”ではありません。

釘ひとつ使わず、縄と木だけで組み上げる。
息を合わせ、力を繋ぎ、心で組み上げる。

顔写真の掲載は許可を取っております。無断転載・無断転用はご遠慮ください。

それは形のない―記憶と感覚の宝

実は鉾建てに図面なんて無いんです。毎年、写真を見て、思い出して、体で覚えていることを呼び起こす―。

ひときわ注目されるのが、巡行の日の“音頭取り”。扇を手に持ち、進行方向を声と身振りで伝える役目。「まっすぐ進むときは2人、辻回し(曲がるとき)は4人」…これがまた命がけ。

谷口さんのその言葉には、“人の記憶”と“身体の叡智”が詰まっている。
手に伝わる縄の感触。父から子へと継がれた掛け声。黙々と支える仲間たちの呼吸。
それは、形のない宝──すなわち“無形文化遺産”の本質そのもの。
そこにこそ、祇園祭の真の魅力が宿る。

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祇園祭の舞台裏

当日語られるのは、知られざる工程や裏話、放下鉾だけに残る伝統、事故も起こり兼ねない命がけの作業や巡行のリアル、そして、仲間たちと心を一つにした人間ドラマ。

祇園祭の華やかさに込められた、目には見えない“技”と“心”を知ることで、祭がより深く、より生きたものとして、あなたの心に刻まれることでしょう。

この講座は、そんな“息吹”に触れられる、またとない機会です。
7月8日(火)、どうぞ舞台裏の本当の祇園祭を、覗きにきてください。

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『鉾建てを知る』7月8日(火)開催!どうぞお楽しみに

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祇園祭鉾建ての実際とは?!鉾の躯体部分を縄だけで組立てる特殊技術、巡行の音頭取のリアルなここだけの話!山鉾巡行を支える匠の秘話から、無形文化遺産の真髄にふれましょう!

時間:11:00~12:30
講師:株式会社谷口造園 谷口壮史
教室:大正大学京都アカデミア※(zoom受講可)
受講料:3,500円(回数券18,000円【6回分】1年間有効)

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この記事を書いた人

文化浴の森 主宰
文化財ストーリーテラー 澤野友映

文化財修復の家に生まれ、若い頃は文化財建造物美術の修復の世界に携わる。
修復の現場で気づいたのは、文化財は単なる歴史遺産ではなく、人の心や人生を整える力を持つ存在だということでした。

その体験から、日本文化を味わいながら心と人生を整える「文化浴」という考えを提唱。
2006年から文化講座を始め、これまでに1万人以上に文化財の魅力を伝えてきました。

現在は京都を拠点に、文化財を深く味わい、自分の人生を見つめ直す学びとして
文化財鑑賞力講座・文化財ストーリーテラー養成講座を主宰しています。

人生後半に、新しい知性と役割を育てる。
文化浴の森は、文化を通して人が育ち直す場を目指しています。

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