-
温風至──“あつかぜ”の頃、文化財に学ぶ涼の知恵
【この記事のポイント】・七十二候「温風至」は、夏の本格的な始まりを告げる季節。・古建築や町家には、暑さを受け入れながら涼をとる知恵が息づいている。・風鈴など、五感を活かした“涼”の文化が日本人の感性を育んできた。・暑さに抗うのではなく、自... -
小暑とは?本格的な夏の入り口と京都の楽しみ方
【この記事のポイント】・ 小暑(しょうしょ)の小とは「少し」の意。いよいよ夏がはじまる時・ 祇園祭の本質──観光だけでない「祈り」の行事としての心得・ 期間限定の京菓子──行者餅やしたたりなど、今ならではの逸品・ 小暑の過ごし方──心と身体に向き... -
京都・本満寺で鶴姫供養会と特別講演
【この記事のポイント】・京都・本満寺にて7月27日(日)「鶴姫供養会」開催・鶴姫さまは徳川家康の次男・結城秀康の正室で、京都府指定文化財の霊屋に眠る・命日にあわせた法要と、講演テーマ「鶴姫さまに呼ばれて ─ 上京に眠る、福井ブルーの秘宝」・参加... -
半夏生(はんげしょう)の意味と京都の涼景
【この記事のポイント】・ 七十二候「半夏生」の意味と由来・ 半夏半作という田植えのタイミングに関する農家の知恵・ ハンゲショウ(半化粧)の涼やかな白化粧・ カラスビシャクとハンゲショウの違い・ 建仁寺両足院の半夏生特別拝観で味わう「目から涼」... -
笑顔の効果は絶大!—笑顔は文化遺産
【この記事のポイント】・笑顔は副作用のない最強の薬。免疫や認知症予防、美容にも役立つ“文化遺産”・作り笑いでも脳が反応。笑顔が免疫や遺伝子を活性化し、人の可能性を広げる・笑顔は人類の宝。笑顔で状況を変える力を、表情筋トレーナーに学ぶ 笑顔は... -
祇園祭鉾建て―その舞台裏へ
【この記事のポイント】・祇園祭の山鉾は、釘を使わず縄と木だけで鉾を建てる・人の記憶と感覚で受け継がれてきた祇園祭には、無形文化遺産の真の魅力が宿る・放下鉾の舞台裏や命がけの技をリアルに知る貴重な講座を開催! 放下鉾の匠 2025年7月8日(火)の... -
菖蒲華(あやめはなさく)─凛として
【この記事のポイント】・七十二候「菖蒲華」は“花菖蒲”を指すと考えられる。・”菖蒲”は「勝武」や「尚武」に通じる縁起文様として、武士に親しまれてきた。・アヤメの仲間は西洋では虹の女神。文様に込めた美と祈りは国と時代を越える。 菖蒲華とは? 二... -
歩く文化浴 ── 歩いて整える、わたしのこれから
【この記事のポイント】・最近、歩かなくなったことで、体力が落ちた!?・教える・伝える・語るは、自分を耕す・連載「歩く文化浴」への思いとこれからのテーマ紹介 近頃、体力が落ちたその理由は? 正直に申します。近頃、体力が落ちました。疲れやすく... -
東九条に眠る 280年の『京の南極の秘宝』──長谷川家住宅 現地講座ルポ
【この記事のポイント】・江戸時代から続く庄屋屋敷・長谷川家住宅の魅力を紹介・農家住宅でありながら京町家の風情が感じられる建築美・水彩画家・長谷川良雄さんのギャラリーと清之進さんの絵巻に感動・庄屋さんの暮らしぶりが垣間見える知恵と粋が詰ま... -
乃東枯(なつかれくさ かるる)—たまには逆向きで生きる
【この記事のポイント】・七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、ウツボグサが夏至のころに枯れることを表す季節のことば・他の草が元気になる中、枯れる「逆行の草」・人間も時には逆行して、ちょっと省エネに心を休めるのも大切・半年の折り返し...
12