私は文化財修復の現場に携わる中で、文化財とは、ただ“修理する”だけのものではなく、
“人の心から心へ語り継いでいくもの”だと気づかされました。
その想いから2006年に文化財講座を始め、2016年には、一般社団法人文化浴の森を設立しました。
文化財を訪ね歩くと、心がふっと軽くなり、眠っていた知的好奇心が湧き上がり、気力も体力も知力も、すーっと満たされていく。そんな体験を、私は繰り返し味わい続けています。
文化財は、先人たちから私たちへの贈り物です。
何世代もの人々の知恵と祈り、人生がぎゅっと詰まった宝箱のような存在。
そこに触れるたび、自分の中にも静かな誇りや優しさが生まれてくるものです。
特に、年齢や経験を重ねた今だからこそ、
その魅力がじんわりと心にしみる方が増えていると感じています。
つまり文化財には、“人生の後半を豊かに育てる力がある”
そう確信するようになりました。
その思いから、2018年には「文化浴大学」を開講。
人生後半、文化財の恵みをまるで森林浴をするかのように楽しみ、
文化と共に生きる力を育む場をつくっています。
そして2024年10月には、日本文化を「心から心へ」世界に伝える
「文化財ストーリーテラー養成講座」をスタートしました。
文化財の奥にある物語を、自分の言葉で伝えられる人が、今、必要とされています。
誰かに届けることで、あなた自身も豊かになっていく。
人生の後半だからこそ出会える、新しい仲間や新しい自分。
この講座が、そのきっかけになれたら嬉しいです。
文化は、楽しさや感動、癒し、希望、そして喜びを与えてくれます。
それだけではなく、人の弱さや悲しみにも寄り添い、
静かに望ましい方向へと導く力も持っています。
人と人が、文化を通じて理解し合える社会――
そんな未来のために、私たちは「文化財」という心の宝を、
世界と未来へ伝えていきたいと願っています。
一般社団法人文化浴の森
代表理事 澤野ともえ
シンボルマーク
文化浴の森のロゴマークは、
「人」の字でできた花の紋章です。
軸は心、内の花びらは文化財、外の花びらは私たちがワクワクと文化浴をする姿です。
私たちは文化財の奥に宿る心を大切に伝え、幸せの花を、心から心へと咲かせます。

キーワード

「文化」は、「文」という字も「化」という字も、その成り立ちは「人」です。
文化は「人」がいて初めて成り立つもの、しかも一人ではなく二人以上で相和されるもの。
指定無指定、有形無形に関わらず、とりわけ何世代にも亘り受け継がれてきた文化の逸品を、当法人では「文化財」と呼びます。
法人名 | 一般社団法人 文化浴の森 |
所在地 | 事務局 〒615-8205 京都市西京区松室中溝町30-11 |
連絡先 | univ@bunkayoku.com https://bunkayoku.net |
設立 | 2016年2月18日 |
代表理事 | 澤野ともえ |
事業内容 | 文化財活用事業 |