文化財の名称:御手洗井(みたらいい)
文化浴の種類:民俗浴 宗教
所在地:京都市中京区烏丸通蛸薬師下る手洗水町
アクセス:地下鉄「四条駅」、または阪急京都線「烏丸駅」から徒歩5分
烏丸通りの東側、錦小路通りをあがった場所にある井戸。
この場所は、祇園社御旅所社務、藤井助政の邸宅跡で、この名水は、その邸内にあった牛頭天王社に奉供されていた。
1568年織田信長が上洛の際、御旅所は移転になるが、この井戸にわく名水が格別と聞き、井戸を施錠し町人に鍵を渡し、毎年祇園祭の時にだけ井戸を開いて神水をふるまったとされています。
地下70メートルから湧いており、飲料可能だそうです。
毎年祇園祭にともない、7月14日(宵山)~7月24日(還幸祭)に開放されています。
滞在時間の目安:5分
【年一度開放される貴重な井戸】
-こんな時に訪れてみよう!- (清らかになりたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (清らかになりたい)
訪れたこの日は7月20日。
もう数十年前に亡くなった私の父の誕生日です。
年に一度、祇園祭の期間にしか公開されないという御手洗井。貴重なことにその期間に訪れることができました。
こんな街中にこんな場所(井戸)あったかな・・・!?
何十回、何百回以上通っているであろうこの烏丸錦界隈に・・・とひたすら不思議に思うばかり。気づいてないなかったのは私なのに。
この井戸をずっと町の方々が残されてこられたのは素晴らしいことだなと感じます。
そして、これから私はこの場所を通る度、祇園祭の期間中というよりは、「父親の誕生日の時に公開されている貴重な井戸」とすぐに思い出すはずです。
父も学生時代は京都に住み、京都の大学に通っていたからかお寺や神社などの文化財巡りが好きだったと母親から聞きました。
父もこの場所にこんな井戸あったかな!?と思うでしょうか。
訪問日時:2019年7月20日 記:あやこ
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