文化財の名称:永観堂の阿弥陀堂装飾
文化浴の種類:たてもの浴 寺院
所在地:京都府京都市左京区永観堂町50
アクセス:市バス5系統「南禅寺永観堂道」下車徒歩3分、市バス100系統「東天王町」下車徒歩8分、地下鉄東西線「蹴上」下車徒歩15分
京都にあまたある紅葉スポット。中でもナンバーワンの人気を誇る禅林寺、通称永観堂の美しさは格別。その絶景っぷりは『古今和歌集』でも詠まれており、千年以上も前から「秋は紅葉の永観堂」と謳われている。
しかし秋の混雑ぶりには辟易した人も少なくないだろう。それに引き換え青もみじの頃は最高だ。混雑もなく、光り輝く新緑に包まれながら、静寂の時を贅~沢に浴びることができる。
滞在時間の目安:20分
【ラストの感銘を包む・・・お清めアート】
-こんな時に訪れてみよう!- (清らかになりたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (清らかになりたい)
永観堂はプロローグが重要だと思う。どれほど紅葉が綺麗でも、人混みゾロゾロでは、紅葉の美しさを堪能できないばかりか、ラストの「みかえり阿弥陀」も、へっ?これのためにこんなに並んだん??小さい阿弥陀さん・・・で終わり。
正直、永観堂はアートテーマパークと言っても過言ではない。「みかえり阿弥陀」に感銘するには、スタート時から寺に溶け込むアート(飾り)の意味や景色を感じながら、それらと一体になって巡ると素晴らしい内的世界が繰り広げられる。
永観堂でまず触れておきたいのが建築装飾の素晴らしさ!異なる表情を持つ様々なエリアは、感動がいっぱいの別世界。
ラストの感銘を包む阿弥陀堂は、慶長12(1607)年、四天王寺から移築されたものであり、色とりどりに彩色された建築装飾が内外ともに実に素晴らしいのだ!
色とりどりの装飾文様が、それぞれに家庭円満、心願成就、子孫繁栄・・・意味があり、お清めアートだ。約10年前に当初の姿が修理復元された。一部、修復前の姿が残され、ビフォーアフターが一目できるのも意味深く面白い。
永観堂は是非ともオフシーズンにこそ、お参りしてほしい。
訪問日時:2019年5月28日 記:ともえ
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