文化財の名称:松尾大社 手水舎のかえる股
文化浴の種類:建造物文化財 神社
所在地:京都市西京区嵐山宮町3
アクセス:阪急電鉄嵐山線「松尾大社」駅下車徒歩2分
松尾大社の神紋は「ふたば葵」。
徳川家や下鴨神社、上賀茂神社の紋と同じです。松尾大社を作った秦氏と、加茂社を作った加茂氏は姻戚関係があったと言われています。
ハート型の葉が2枚付くふたば葵の花言葉は「細やかな愛情」。古来ふたば葵は五穀豊穣の象徴とされてきました。順調な収穫を祈り、葵の葉を飾りたてて巡行する加茂両社の「葵祭」は大変有名ですが、松尾大社にも古くから同様の伝統行事が存在しています。
現在の4月20日以降の第一日曜日にある前祭「神幸祭(おいで祭)」、神幸祭の3週間後にある後祭「還幸祭(おかえり祭)」があります。還幸祭の際に松尾大社の社殿や御神輿などを葵と桂で飾ります。
五穀とは時代や地域によっても変わりますが、米・麦・粟・キビ・豆を表すのが一般的です。日陰でも素直にすっくと、双葉を魅せるその生き様に、古人が五穀豊穣の願いを託したことは言うまでもありません。
滞在時間の目安:5分
【イキイキかわいい葵シンボル】
-こんな時に訪れてみよう!- (キュンと愛でたい)
-こんな時に訪れてみよう!- (キュンと愛でたい)
手水舎の蟇股(かえるまた)にかわいいモチーフ発見しました。
松尾大社の神紋、ふたば葵が描かれています。
訪れた日の美しい新緑のグリーンにぴったりのモチーフ!
すくすくイキイキと育った葵がパッとイメージできました。
松尾大社の清々しい空気感にぴったりです。
今までもこういう装飾を、かわいい~!って感じることはあったかもしれませんが、細かなとこまでチェックしていなかったです。遊び心が垣間見えたりすると、嬉しくなったりするようになってきました。
ちょっとずつでも知り出したらとても楽しくて、神社巡りが今まで以上にぐっと意味あるもののように感じます。
上の方はくじらのしっぽみたいにも見えて、これまたかわいらしい。
訪問日時:2018年4月21日 記:あやこ
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