対談 京都文化浴大学 180915 第78号
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平成30年9月15日(土)第78号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
安堵感に包まれるお空のゆりかご
//bunkayoku.com/point/2018/09/0090.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
はじめまして!ぼくは文化浴の森のマスコットわらべ文之心(ぶんのしん)と申します。
このたび文化浴の森ではリタイア世代向け、おとなの学び舎「京都文化浴大学」を開校するということで、文化浴の森代表の澤野ともえさんにお話しを伺いました。
『京都文化浴大学対談 文之心×ともえ』
文之心:おはようございます!いつもお世話になっています。ともえさん、新しく「京都文化浴大学」がはじまると聞きました。これはどんな大学ですか?
ともえ:ぶんちゃん、おはようございます!いつもありがとうございます。「京都文化浴大学」は、京都のまちをキャンパスにして、文化を浴びながら五感とウォーキングで心身を健康にする4年制おとなの学び舎です。基本午前中は室内授業。午後にまち歩きをします。学校教育法に基づく大学ではなく、市民大学やシニア大学の系統です。
文之心:ほぉ~。2006年から京都の文化財現地講座、そして2012年からは足靴歩行のフットケアの観点も取り入れた講座を行ってこられましたが、あえてシニア大学にされるのはなぜですか?
ともえ:かれこれ12年、こういう活動をさせて頂いて、ご参加下さった方の多くはシニア世代の方です。そもそも前身の圓塾(えんじゅく)は熟年世代を意識して命名していますから。そんな方々に、「ありがとう!」「楽しかったよ!」「もっといろんなところへ連れて行って」「食事も皆さんといっしょにしたいな」・・・というお声を頂くようになり、さらにその層のお客さまを大切にしたいと考えた時、気付いたんです。私に求められていることは、専門知識を高める教養ではないことを。
塾や専門学校が専門知識を高める場だとしたら、学校や大学は専門知識のみならず、人と人の触れ合いの中で、人生の学びを得る場ですよね。文化浴の森は後者の学びの質に大きく舵をとっていくべきだと思ったのです。また熟年世代にとって、そんな場が少ないことにも気付いたのです。
文之心:今までの講座とは何が違うのですか?
ともえ:特に大きな違いは、学びの目的と対象者をはっきりさせたことですね。その場限りの単発ガイドではなくて、4年という期間を設けたことや授業スタイルもこれまでのように私の一方的なガイドのみではなく、皆さんの魅力を引き出すワークショップあり、素晴らしい先生方のお力もお借りすることができましたので、その魅力も存分に浴びて頂けます。さらにさらに!面白楽しい社会貢献もして頂くストーリーが待っていますからね~。
まさか自分の人生でこんな仕事をするなんて思ってもみなかった~!!なんてことが、京都文化浴大学の進路にはあるんですよ~。フフフ(笑)
文之心:うゎ~!楽しみですね!目的と対象者について詳しく聞かせて頂けますか。
ともえ:はい。対象年齢は55歳以上。年齢はあくまでも目安です。仕事や子育てをリタイアされて、これから第二の人生!という人であればどなたでもウェルカムです。
目的は学生の皆さんのセカンドライフを充実させ、健康寿命を延ばすことです。介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を「健康寿命」というのですが、2016年の健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳だそうです。平均寿命と健康寿命の差は男性9歳、女性は13歳。この差はできるだけ縮めたいですよね。
文之心:10年も寝たきりはイヤですよぉ。健康寿命を延ばすにはどうしたらいいのですか?
ともえ:とにかく人は足から老います。健康寿命を延ばすには、歩くこと、人と繋がりをもつこと、笑うことです。現代人は便利なものに囲まれ過ぎ、地域社会との繋がりが薄くなり、リタイア後の人生、閉じこもりがちになる傾向があります。
社会と接点を持たずに家に閉じこもっていると、運動機能が低下して心身の状態が悪くなり、寝たきりや認知症が一気に進んでしまうことも少なくありません。「京都文化浴大学」では、「予防に勝る治療はなし」の精神で、京都の地域文化や文化財を心身に活かし、健康で安全なウォーキング指導も行いながら、人生を豊かにする学びを提供します。
文之心:ぼくのおじいちゃんは今70歳です。外に出掛けることが殆どなくて、テレビかパソコンばっかりしていますよ。お寺や神社に興味を持ち始めたようなことを言ってるし、声掛けてみようかな?
ともえ:そうそう、そんなぶんちゃんのおじいちゃんみたいな人に、是非来てほしいな!
文之心:10月9日(火)から第2、第4火曜日に0期生がスタートするということですが、最後にPRをお願いします!
ともえ:はい。0期生とは特に仲間として、目的を強く共有したいと願っています。運営には手探りなこともあり、不便や面倒をかけるかもしれません。それらを共に乗り越えて、「文化を浴びながら五感とウォーキングで心身を健康にして、健康寿命を延ばすシニア大学をつくる」という目的に共感し、共に学び、かけがえのない仲間になって下さる方を求めています。
第2、第4火曜日が空いている人、京都の歴史文化に興味や関心がある人、心身健康でいつまでも元気に歩き続けたい人、子どもが巣立った人、会社を退職した人、外に出掛ける用事がなく閉じこもりがちな人、足腰が弱ってきた気がする人、生きがい・充足感がほしい人、友人がほしい人、人生を深く考えたい人、社会と関わりを持ちたい人、京都府内外在住を問いません。ウォーキングに自信がない人もご相談下さい。
私自身が心底ワクワクしながら作成した渾身の資料をお送りします!
文之心:楽しみだな~♪ぼくもマスコットわらべとしてがんばります!ありがとうございました!
ともえ:ぶんちゃん、よろしくね!ありがとうございました!
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自然の脅威からの吾唯足知 180908第77号
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平成30年9月8日(土)第77号
みなさん、ご無事ですか?
大きな台風がきたかと思えば北海道で大きな地震があり・・・被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
先月の大雨では何とか持ち堪えた自宅近所の嵐山渡月橋の欄干は、今回とうとう折れてしまいました。
今年に入ってからの大きな天災続きには、当たり前の日々の尊さを感じさせられます。
朝起きて、トイレして、顔洗ってご飯食べて、働いて眠る・・・という昨日までの当り前が、突然当たり前でなくなる。それが他人事ではないことを感じる今日この頃です。
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
■これが目に入らぬか?
っと、目の前にあるのは「吾唯足知(われただたるをしる)」。龍安寺北側にある、つくばいに彫られている文字。このつくばいはご存じ水戸黄門さまが、お寺から本を借りたお礼に寄進したもの。
つくばいの真ん中の手水の部分を「口」に見立て、「口」を取り囲むように「吾唯足知」という言葉が彫られています。お釈迦様の遺言ともいえる『遺教経』の中に書かれた知足の心をデザイン化したもの。
高校時代、安楽死と知足をテーマにした森鴎外の「高瀬舟」が心に沁みた私は、龍安寺のつくばいを見たときは感動し、デザインにも惹きつけられました。「口」だけ大きいアンバランスさが面白くて。特に「足」という字が魚眼レンズで覗いたような「足」で、ププッと私には笑えてきます。
今日のオトタビ、そして来週の文化浴さんぽで龍安寺へ参りますので、「吾唯足知」を目にしかと入れて、「ハハ~」ってしに参りましょうねヾ(*´∀`*)ノ
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
■吾唯足知
本日はこちらのコーナーでも引き続き・・・。吾(私)は、既に満ち足りている。この身この命そのものが足りているということ。ただそれを知れば良いのだよ。そんなことを示唆して下さっているようです。
こんなにも、モノに溢れた時代に生まれた吾らには、非常に難しいこの境地。知足の心が沁みて○十年の割には、もう一口!もう一杯!もっともっとがんばるぞ~!と欲張り続けている私です。
ですがこうして突然の天災や人災に遭遇した時、当たり前が当たり前でないことにハッと気づかされるのですよね。日々どれだけ満ち足りているかということに。
朝に顔を洗える幸せ、トイレで水をジャーって流せる幸せ、冷蔵庫が機能している幸せ、思いっきり深呼吸できる幸せ、窓を開けると秋薫る幸せ、仕事ができる幸せ、布団で眠れる幸せ・・・
自分ができることは何か?災害時に必ず頭をよぎります。自分に出来ることには限界もあります。せめて今の自分を包んでくれている自然や人やモノに感謝して、当たり前でなくなるその日まで、自分の目の前のことに全力で取り組んでいこうと思います。
自然の脅威からの吾唯足知。
どうか一日も早く、被災者の方の暮らしが復旧、復興しますことを願っています。
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京都文化浴大学!いよいよ来月!180901第76号
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平成30年9月1日(土)第76号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
私たちは日々、始まりと終わりにまみれています。もっと壮大に物事を見ることができたなら、もっと楽に生きられるのかな。
//bunkayoku.com/point/2018/08/post-101.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
おはようございます。 あっもうこんにちはですね~(;^_^A
本日から9月です!
来月からは「京都文化浴大学 0期生」がはじまります。ご入学の方、ご興味ある方への案内を、8月下旬にお届けする予定が、少し遅れております。
お待ちかねの皆さん、申し訳ございません。間もなく!間もなく!発送いたしますので!!
・・・というわけで本日は「京都文化浴大学」のお話を。
■夕鶴さわの鶴
ここだけの話。私の本音。小さな声で言いますが、こんなんだったら、やっぱり入学や~めた!と思われたらどうしよう・・・という不安があって。
不安にさいなまれながら、心底喜んでもらえる学び舎にしなければと、ポリシーやコンセプトを見直し、カリキュラムを見直し、只今、自らの羽を抜いて機を織る夕鶴のように、全身全霊をかけて入魂中!!恩返しだよ~
■0期生カリキュラム=愛が詰まった綾錦(あやにしき)
入魂注入剤は皆さんへの愛!文化財への愛!この世への愛!ワクワク感~~!!
そしてそして!たて糸よこ糸には、素晴らしい町の、素晴らしい文化・文化財の、スペシャリスト先生。素晴らしい結晶が控えているのは確かなのです。スペシャリスト先生方にはお一人おひとりにお会いして、その魅力に触れながら、心通わせながら、カリキュラムを作りました。
先生方はやっぱりすごい!お会いした後は、微笑みルンルン♪人間愛、文化愛が半端ではございません。やっぱりスペシャリストです。0期生カリキュラムは、そんな愛の結晶がギュ~ッと詰まった綾錦(美しい衣服や紅葉などをたとえていう語)!!
ここに宿る魂と綾錦の素晴らしさを、皆さんの心に活きるよう、上手くお届けしなくっちゃ!ラブ注入!それが私のミッション。絶対にぜったいに、皆さんの人生の糧となる学び舎にしますからね!
■京都文化浴大学は4年制
京都文化浴大学とは、京都のまちをキャンパスにして、文化を浴びながら五感とウォーキングで、心身を健康にする4年制おとなの学び舎です。
4年制がいいね!大学生になってみたかったんです!大学院も作りましょう!なんていうお声もあれば、4年も?!4年先って結構いい歳になってるしな~。自信ないな~。月2回か・・・好きな講座だけチョイスできないの?なんていうお声もちらほら。
というわけで、本日は最後に、どうして4年制にしたの?!というお声にお応えしますね。
どうしてもお家のご事情や曜日・時間がNGという方は仕方がないとして、4年という期間と1ヵ月に2回の頻度に躊躇される方へ。
■後先考えず、月2回のリズムと4年の歳月を!
リタイア世代が家に閉じこもらないように・・・という目的から協力体制ができたこの大学ですが、その精神は今年の初め、この文化浴情報便でもご紹介させて頂きましたアリストテレスさんの言葉。
「人は習慣によってつくられる。優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣から生まれる」にあります。
そう、人生は一時的な行動ではなく、習慣から生まれるものです。
私自身まだまだ若輩者ですが!長年、誰かと共に文化財をサブリミナルに浴び続け、時空を超えて感じ、考え、歩き続けてきたことで、過去の自分と比べて、広く深い視野でものごとを捉える力が身についたように思います。
直前までズッシリと落ち込んでいても、一瞬にして大きな大きな安心感に満たされるのです。継続すればするほど、その精度や密度が上がってきた感覚があります。
自由に出入りできるコンビニエンス的な講座も良いのですが、この京都文化浴大学では、ぜひとも月2回のリズムと4年の歳月をかけて、サブリミナル文化浴を習慣にして、人生を再構築して頂きたいと願うのです。
社会人になる前に大学があるならば、百歳人生の時代には、第二の人生を有意義に送る大学があって然るべきで。あえて歳月を掛けて人生を深く感じ考え、ゆかいな仲間と新たな社会との関わり方を模索しながら、心身の健康を維持する習慣を身につけてほしいのです。
それゆえに学び方も、先生が一方的に教えるだけの観光ガイドのような学びだけではなく、ワークショップスタイルを織り交ぜ、五感をフルに使い、コミュニケーションを豊かにして、自ら感じ考え答えを出す力、互いを思いやる人間関係力を引き出して参ります。
そんな学びが、あなたのこれまでの人生経験を、地域社会により活かされやすいものにし、あなたの第二の人生が本当の意味で、燻し銀に輝きはじめると思うのです。
この超高齢社会において、本校の卒業証書は、人生のベテランの必須スキルとしてこれからの時代、ますます世の中に求められることでしょう☆
そんなおとなの学び舎を目指しています。今は百歳人生の時代です。先の長い人生をより良いものにするためにも、えいや~!って、後先考えず、京都文化浴大学へ入学してみてほしいのです(笑)
少しでも興味を持って下さった方、ご案内をお送りします。
9月から0期生を若干、再び追加募集キャンペーンすることが決定いたしましたので、ご連絡をお待ちしています!
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装飾海外旅行 180825第75号
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平成30年8月25日(土)第75号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
ついででOK!・・・騒がしさの中でこそ。
//bunkayoku.com/point/2018/08/post-100.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
■社寺巡りが楽しくなる古建築の装飾
という講座をやっています。現地を案内するのではなく、教室でスクリーンに写真をいっぱい映して話すスタイルの6回シリーズです。4月から近鉄文化サロン阿倍野にて月1回開催してきました。今週、5回目が終了して、来月最終回です。
10月からは、サンケイリビングカルチャー梅田校にて1回目がスタートします。近鉄文化サロン阿倍野では、教室講座と現地講座のミックススタイルをあらたにスタートさせます。
文化浴の森のおとなの学び舎・京都文化浴大学でも、いつか開講させてもらおうっ!と思っています。
今日はこれらの講座に、ぜひ来てね!という想いを込めてのお話です。
■海を越えて、バーチャル装飾の旅
教室での利点。現地講座はどちらかというと、今、目の前に映るものへのピンポイント話に集中しますが、教室講座は横軸が通せます。
あんなところはこうで、こんなところはこうで・・・と、類似や相違や変遷を一瞬にして写真で見せることができます。一瞬でどんな所へでも行けてしまうわけです。
というわけで、教室講座4回目では日本を飛び立つことにしました。題して「海を越えて、バーチャル装飾の旅」。
実際私は、大海を知らぬ井の中の蛙。海外旅行経験は数えるほど。生まれも育ちも京都は西京。
海外とは無縁のローカル人間ですが、そんな私でも間接的には、もの心ついた時から身近にある不思議なカタチを通して、エキゾチックな世界を感じていたのかもしれません。
その不思議なカタチの原点は・・・父が桂離宮の修復で持ち帰ってきていた六葉(ろくよう)だったような気がします。
なんでこんなかたちしてんの?なにに使うん?誰がなんで作らはったん?
答えを聞いても、ちんぷんかんぷん。簡単にいえば建物の「飾り」なわけですが、なんかすごいみたいな桂離宮に携わっている父の誇らしさも相まって、古びたそのカタチがオーラを放っている様に思い、それは単なる「飾り」ではないと感じました。
■装飾・・・それは人間だけのエネルギー
後年文化財に携わるようになって、建築装飾のルーツを辿り始めたら、すぐに日本の枠から出ることになりました。シルクロードを経て、朝鮮、中国、チベット、インド、イスラム、エジプトへ、西へ西へと誘われるように。
逆巻きで観ると、人類はアフリカで誕生し、波紋が広がるように全世界へと拡散。行く先々で文化や文明というお土産をたずさえ・・・東の最終地点には日本があり、極東まで文化文明が伝わってきたストーリーが浮かんできます。
六葉のルーツにはイスラム文化を感じます・・・なんで?それは講座の中で。
とにもかくにも、まるで伝言ゲームのように流れ流れ装飾されてきた様々なカタチ。カタチの出発点と終着点の類似や相違や変遷を感じることで、地域性や人類そのものまでも見えてくるような?!そんな気がしています。
というのも装飾なんて、生き物として生きながらえるために、一切何の役にも立たないもの。お腹が空いた・・・とか、眠たい・・・とか、寒い・・・といった本能的な目的と比べて、意味深い・・・や、美しい・・・楽しい・・・なんて、感じなくても生きていけますから。
しかし、そんな装飾に、進んで膨大なエネルギーを注いできたのが人間なわけで。だからこそ、装飾には他の動物と大きく違う「人間だもの」が内在していると思うのです・・・
こんな話に興味を持たれる方、ぜひ、講座に来て下さいね!
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あえてながらの車内トレーニング 180818第74号
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平成30年8月18日(土)第74号
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
見えないからこそ見えてくる?!光圀公のささやき☆
//bunkayoku.com/point/2018/08/post-91.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
◆電車で、な・が・らのトレーニング♪
お盆が過ぎた途端に・・・秋風ふんわり夏の終わりを感じはじめましたね~♪そろそろウォーキングシーズン到来!
・・・なんて思いながら、大阪で用事を済ませ、帰りの電車は普段以上に姿勢の意識をスイッチオンしながら帰りました。
通勤、仕事、家事、買い物、生活をしている時間が体をつくる時間。その時間が良くも悪くも体を作るのです。
正しい歩き方は、こういった日常の姿勢がベースです。歩く時に急に意識することでは付け焼刃なんですね~。この日は電車の時間が座りな・が・らのトレーニングジムに早変わり!
膝を閉じて足を真っ直ぐに揃えます。お腹を立てて胸を開いて、背もたれにはもたれず、背筋を伸ばします。頭のてっぺんは真っ直ぐ上へ!
疲れている時はダラッと座る方が楽なような気がしますが、いやいや!やっぱり正しい姿勢の方が体も心も楽々~(*^▽^*)
◆あ・え・て股閉じトレーニング!
・・・なんて思いながら、皆さんどんな姿勢で電車に乗っているのかな??
んん?あらま~!姿勢が乱れている人、多いですね~。いま私の目の前には、8人掛けシートに座る男女8人。
向かって左から一人目の、歳の頃は70代女性。お仕事帰りでお疲れなのでしょうか・・・左壁に肩と頭をぐったりと寄りかけ、顎を突き出し猫背でスマホに熱中。
呼吸器系が不調なのでしょうか。マスクで顔を覆っていらっしゃいます。ズバリ今!その猫背が!胸の奥にある大切な呼吸器系を圧迫していますよ!その姿勢では益々呼吸が悪くなりますから!
そんな右隣には競馬新聞をガバッと広げ、お股もガバッと広げた中年サラリーマン男性。明日の予想に余念がない様子。
堂々とした風に見えても実は、だらりんと背もたれに体を預けているから、骨盤が寝た状態になっています。この姿勢を続けると腰の筋肉が弱まり、腰痛を誘発させます。
股を閉じられないのは単純に筋肉が衰えてしまったからではないといいます。男性の場合、ひと昔前の世代は特に、ガニ股が堂々としていて男らしいと思われ、平然と股開きが習慣化してしまったようです。感じ悪いし身体に悪いし、良いことは何もないですよ~。
そのお隣にいる若者よ、誰よりもお股を大きく開く若者よ!足を投げ出して左足の外くるぶしを床に付けて、膝に顔をうずめてうなだれて、音楽聴いているのか?寝ているのか?疲れているんだろうけどねぇ~その座り方は周りに迷惑!!体にも悪いよ~!
ざっと8人膝を閉じて座っている人はほとんどいない。膝は意識しなければ開きやすいもの。あ・え・て!この時間は、あ・え・て!マナーも含めて「股閉じ」を意識してほしい。
◆老眼の利点
そのお隣の母娘と思しき親子2人組は、ほど良い姿勢でお眠り。一点!娘さん、つま先が内。内股!その癖があると、歩いている時も内股に。内股のデメリットは数知れません。どうかお気を付けて!!
その隣の青年は股にトランクを挟みスマホに夢中!そのお隣も顎を突き出してスマホに夢中!ただこちらの壮年男性は珍しく股を開けていないではないか!GOOD!GOOD!GOOD!!
・・・と思った瞬間!!足組んだ!足を組んでしまった~~あ~~ん!足組むのはあかん!ザンネ~~ン!
その隣は今では珍しくなってしまった社内で文庫本を読む男性。皆がスマホを至近距離で熱中する中、この男性は老眼だからでしょうか?しっかりと本と距離をとって読んでいる。だから姿勢も良くなっている。
・・・なるほど!本日の発見。老眼は姿勢をよくする(^^)!
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文月の地蔵参り 180811第73号
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平成30年8月11日(土)第73号
このたびの西日本豪雨災害で被災された皆様、ならびにご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
見晴らしの良いところは、心も晴れる♪
//bunkayoku.com/point/2018/08/post-99.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
残暑お見舞い申し上げます!本日は旧暦でいうと7月1日。文月(ふみづき)のはじまりです。
◆文月
なぜ7月を「文月」というようになったのでしょう?
旧暦では7月から秋です。昔の人は七夕に句を詠んだり、秋の夜長に月明かりで書物を読んだり文を書いて、書物を夜風にさらしたといいます。
元小学館の辞典編集部長・神永曉(かみながさとる)氏によれば、平安時代後期の和歌の研究書『奥義抄』の7月7日の「七夕に書物を供える意からフミヒラキヅキ」からきているとのこと。
他にも、稲穂が含む月、ホフミヅキ「含月」とする説(賀茂真淵『語意考』1769年)、7月に書物の虫ぼしをするところからとする説(貝原好古『和爾雅(わじが)』1688年)、秋風の立つ月の意でフミ(風微)月とする説(本寂『和語私臆鈔』1789年)など様々あるようです。
「文開き(ふみひらき)」「穂含み(ほふみ)」「風微(ふみ)」・・・いずれも具体的で感覚の伴う表現ですから、単なる「7」よりも、月夜の七夕、風の薫り、稲穂の膨らみ・・・がふわっと湧き上がってきて、「そうだ・・・あの人へ文を書こう」「稲穂が含み出したね~」「朝晩微妙に秋風が漂うようになったよね~」と、暮らしの中に自然のリズムや声を取り入れる手助けしてくれますよね。
◆お盆
また、お墓参の習慣のある月という意味から、フヅキ(親月)とする説(行誉『あいのう鈔』1445‐46年)もあるといいます。
お盆とは正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)といい、古代インド語の一つサンスクリット語「ウランバナ」の当て字です。意味は「逆さに吊るされた苦しみを救う」。何とまぁ怖い・・・
その由来は、自分の母が死後の世界で、地獄に堕ちて逆さ吊りの刑罰を受けて苦しんでいる姿を見た目蓮(もくれん)というお釈迦様の弟子が、母を救うための教えをお釈迦様に請うたところ、「7月15日に供養しなさい」とお釈迦様が言われました。
そこで目蓮は7月15日に手厚く母親の供養をしたところ、母親は救われて極楽浄土に行くことができたそうです。それ以来、7月15日は先祖供養の大切な日となったと伝えられています。
◆お地蔵さん
地獄に堕ちて逆さ吊りの刑なんて・・・絶対に受けたくないです!誰も受けてほしくないです!!見たくないです!!よね?
お釈迦様に教えを請うことができた目蓮はよかったでしょうが、既にお釈迦様がお亡くなりになられた今、もしも、あなたが目蓮の立場だったら?お母様の立場だったら?どうしましょう!?
その時は、お地蔵様へ!
釈迦如来の後継者は弥勒菩薩なのですが、弥勒様が菩薩という修行僧の立場から如来として悟りを開かれ、この世に現れるまでには、56億7千万年という気の遠くなるような年月がかかります。
現生に仏のいないこの期間、「皆さんを守りますよ~」と手を差し伸べて下さっているのが地蔵菩薩なのです。閻魔大王という地獄へ堕とす決裁権を持つ裁判長に待ったをかけて下さる弁護士が、お地蔵様なのです。
お地蔵様はかなりの激務です。全国津々浦々隅々を歩き回り、「子安地蔵」として妊婦の安産を願い、子供たちの元へ率先して足を運び、「身代わり地蔵」として災難に遭った人の苦しみを引き受け、「道祖神」として地域や道を守ったり・・・と、私たちの暮らしを陰ながら支えてくださっています。
しかも、地蔵菩薩は閻魔大王の仮の姿といいます。裁判官と弁護士が一緒って!?地獄行きか否かは、お地蔵さんの心ひとつで決まるじゃない!?
そうなんです。普段の行いをつぶさに見ておられるお地蔵様だからこそ、裁判官&弁護士として、フェアな判断をされるのかもしれませんね。
こんなことを書きながら、胸に手を当て・・・あ~どうしよう!?な~んて思えてきた私(;^_^A。僕も・・・私も・・・ドキッ!そんなあなた。
8月18日(土)、一緒に椿寺地蔵院へ参りましょう。16時過ぎ、通常なら閉門過ぎの時間ですが、ご住職が「どうぞごゆっくり参拝に来てね」と、特別に開けて下さいます。
ふら~りと風微や親、秋の夜長や穂含に文月(ふみ)を感じながら、由緒あるお地蔵さんをお参りして、文を記しましょう☆
その後は上七軒ビアガーデンで乾杯~~~!!
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町の中の心のオアシス 180804第72号
** メルマガ 文化浴の森 情報便 **
平成30年8月4日(土)第72号
このたびの西日本豪雨災害で被災された皆様、ならびにご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
巧みに調和しつつも、遊び心たっぷり・・・みんな違ってみんないい。
//bunkayoku.com/point/2018/07/post-98.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
◆アスファルト砂漠に蜃気楼?!
丸太町辺りで用事を済ませた帰り道。猛暑でもやっぱり歩きたくて、丸太町通から四条通まで歩くことに。さすがに炎天下のアスファルト砂漠は過酷!御池通を越えた辺りでギブアーップ!よろよろハァハァとオアシスを求めていたところへ・・・
「草々庵」の看板。見慣れない看板。こんなところにお店ってあったかな?蜃気楼?町家風情の店をおそるおそる覗いてみる・・・店先の土間には絵葉書がズラ~~~リッと並ぶ。ほんわりしたお地蔵さんや童っこのような赤鬼、かわいいお野菜の絵に言葉が添えられている。
つかれた日には 誰かに やさしく してみよう たったそれだけで 心の中は春らんまん
ハイッ ありがとう ごめんなさい 大切なたいせつな 三つのやくそく
豆に働き 人が参り 蕪を上げ 財をなす
がんばれない時は がんばらなくていい 休みたくなるまで 休めばいい
次から次と目に映る絵葉書が・・・ぽっ、ぽっ、ぽっと心を癒してくれる。ふんわりと、心の中から暑さが和らぐ!これぞ心のオアシス!!一人夢中になっていたところへ、スッと中扉が開いた・・・
◆タイムスリップオアシス♪
「わぁびっくりした・・・人がいるとは思いませんでした。2階にもっといっぱいありますからどうぞ」と恰幅の良い男性。
中扉の奥には年季の入った書斎机がドンッとあり、壁面には美術書がずらりと並ぶ。どうもここはアトリエのよう。勧められるままに、2階に続く急な階段を上がらせて頂いた。
2階は二間の典型的な京町家。江戸時代にタイムスリップしたよう・・・奥の窓からは今は珍しい本瓦葺きの立派な蔵が見える。
眼と鼻の先の御池通や烏丸通を車が激しく行き交っているはずなのに、ここはと~っても静か。まさに都会の中のオアシス。
2階の壁面には絵葉書やマメ本がズラリと美しくディスプレイされている。目に飛び込むもの一つひとつに心がほわ~ッとしたりワクワクしたり♪♪
まるで仙人のようにひと言ひと言丁寧にお話し下さるその男性は、この可愛らしい絵を描いていらっしゃる作者であり、店主だそう。店は今年の4月にオープンされたばかりとのこと。
文化浴の森のこと、フットケアサロンTomoyeのこと、私も一通り自己紹介。是非とも、私の町歩き講座で訪問させて頂きたい思いも添えて。
「何か素敵なことが一緒にできそうですね。でも、はじめから条件とか枠組みを決めずに、いきましょう。何より生徒の皆さんに喜んで頂けるよう、努めなければね」
敢えて条件で縛ることを避け、このご縁が何よりも、心や感性を大切に育む関係になることを願われているお気持ちを感じた。
愛しいキャラクターを創造され、心に響く言葉を選ぶお仕事ゆえの、繊細で深い心だと感じた。
また一つ京都の町なかに、そして私の心の中に、拠り所となる文化浴ポイントができた。ほ~っと和んでタイムスリップ。ゆるく、やさしい時の間。
気付けば1時間経っていた。その後はアスファルト砂漠の旅も足取り軽く、あっという間に四条へ!
ぜひ心にオアシスを☆彡
もしよければ、私の講座でご一緒しましょう!
ご店主と素敵な企画を練っておきますからね♪
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よく遊びよく学び、健やかに 180728第71号
平成30年7月28日(土)第71号
このたびの西日本豪雨災害で被災された皆様、ならびにご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
時には異国情緒に身を包んで・・・くるくる色んな自分の感情を探す魅惑の門 //bunkayoku.com/point/2018/07/post-97.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
◆よく「遊び」なさい
「『日本人ひとり一人がもっと遊びを知っていれば、あんな戦争はしなかった』と、私のカヌーの先生である高木先生は言っていました。そして高木先生はカヌーを(遊びの教材として)日本に紹介し、我々に教えてくれたのです」
そう語るのは、今秋から京都文化浴大学で教鞭をとって下さる吉田究先生。先生のご趣味はサイクリング、登山、そしてカヌー。正式にはファルトボートという折り畳み式カヌーだ。
そんな超アウトドアな吉田先生のご専門は中世文学。1日3万歩歩かないと調子がでないよといわれるその健脚で、京都の町を健やかに、遊びと学びの世界へ誘って下さる。
吉田先生が京都大学に入学した頃、『受験勉強で頭が弱くなった諸君、遊びなさい』という高木先生とファルトボートに出会った。
高木先生は京都帝大時代に天文学を専攻し、ボート部で活躍した。そしてあの1936年のベルリン五輪に選手団として派遣されたという。そこではオリンピック委員会と、プロパガンダとしてのオリンピック利用を進めようとするナチス政権の揉める姿を、目の当たりにしたという。
そして高木先生は、その頃の日本にはまだ存在しなかったカヌーやファルトボートを持ち帰った。だが、時代は戦争へ。
◆ほんとうの「体育」
戦後、意外な運命が待ち受けていた。新制に改めようとする京都大学から、軍事教練ではない「体育」を指導してほしいと、高木先生に依頼がきたのだ。体育?!と戸惑う高木先生。
「しかし、高木先生は偉いんですね。『わかりました。今の自分は体育を教えられるだけの能力がありませんから、2年ください』と申し出られて、医学部に入って人体を学ばれたのです。そうして高木先生は現在の『体育』の礎を築かれたんですね」
人に勝つことが体育ではない。人と競うことが学びではない。オリンピックやノーベル賞が最高峰の目的ではない。そういった上昇志向の学びや体育は、90%以上は敗者。学びの本質、体育の本質とはいったい何なのか?大人の学びとはいったい何か?
そんな大切なことを、わかりやすいエピソードとやさしい笑顔で、ヒョウヒョウと示唆して下さる吉田先生。
◆日本語の「健康」
「高木先生はこうも教えてくれました。英語の健康はhealth(ヘルス)。その語源はheal(ヒール)。それは病気が治っていく状態。フランス語の健康はsante(サンテ)。それは本来、頭や心が狂っていない状態を示す。ドイツ語の健康はgeusundheit(ガウズントハイト)。体に傷がない状態」
英仏独、いずれの「健康」も本来の意味がダメージを前提として、それを否定する状態というわけだ。
「それに対して日本語の健康は、『健やか』。ただただ、真っ直ぐに伸びていくこと。すくすく生きること。気にするな!ということ」。
師匠から体いっぱい受け継がれてきた五感の学び。吉田先生の一言一言には愛に溢れる重みがある。
「おとなの学び舎・京都文化浴大学」では、その大きなスケールで、私たちが自分の人生を本質から健やかにする術を、体いっぱい感じさせて下さることだろう。
京都文化浴大学は、第2第4火曜日開催。1限目一般教養、2限目体育、3限目現地講座。
2018年10月9日(火)。その日は0期生の入学式。吉田究先生の記念講演『歩くこと、学ぶこと』で幕が開く!
あなたの基盤はどう?180721 第70号
平成30年7月21日(土)第70号
このたびの西日本豪雨災害で被災された皆様、ならびにご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
シンプルでありながら奥深い、やわらかな余韻・・・
//bunkayoku.com/point/2018/07/post-95.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
◆知らないでは済まされませ~ん!
知ってください! あなた自身を下支えする大切な基盤構造。
建物は基礎が大事。というのは当たり前のことですよね。基盤構造がしっかりしていてこそ、安心して、その上で暮らすことができるというもの。
ところで、私たち人間の基盤構造ってどんな形をしているかご存知ですか?
知らない?何となく知ってる? 私たちはまるで祇園祭の鉾のように、高層ビルのように、縦長の物体です。しかも最下層にある足は、重心を下げるだけの重みや大きさがない。華奢なつくり。ただでさえ不安定なカタチです。その基盤が難ありだったら?!
・・・こわいですよね。
◆あなたを支える基盤
足裏にはアーチ状に繋がったカメラの三脚のようなものがあります。足裏三点アーチといいます。
本来物体は3本足以上でないと自立して立てません。家具をみてもそうですよね。1~2本足の家具ってありませんよね。私たち人間が2本足で難なく立てる理由は、足裏に三点アーチ(三脚)があるからなのです。
さぁ、ご自身の足を触って確認してみて下さい! 毎日あなたを下支えしてくれている足裏を「ありがとう」って労いながらっ!
まず1点目は踵(かかと)。2点目は親指の付け根にあるふくらみ。これを母指球と呼びます。3点目は小指の付け根にあるふくらみ。これを小指球といいます。この3ポイントが太鼓橋のようなアーチで結ばれているとイメージしてください。
尚且つ、先端には趾(ユビ)という高機能吸盤が1,2,3,4,5!5つ、地面に吸い付くように設置されているから、安定して立ったり、元気よく歩いたり、走ったり、止まったりが出来るのです。それがあなたを下支えする大切な基礎基盤。
◆あなたの基盤は大丈夫?
もし、母指球と小指球の間にタコや魚の目ができていたり、角質が硬くなっていたら・・・それは『開張足(かいちょうそく)』と呼ばれる症状で、アーチの崩れを意味します。
つまり、あなたを支える大事な太鼓橋がたわんでしまっている状態!こわいっ!!
本来当たるはずのないアーチの天部が地面に打ち付けられるわけですから、体が身を守ろうとして、角質やタコという硬い鎧兜をまとうわけです。打ち付けないで~って!!
たわんだ橋に重い物体(ボディ)を乗せて、毎日何千回も地面に叩きつける(歩く)・・・想像しただけでもこわいですよね。外反母趾や内反小趾も同じく、開張足の副次的症状の典型です。
次第に足裏だけの問題にとどまらなくなってきます。ひざ痛、頭痛、肩こり、腰痛・・・開張足になると、5本の指を上手く地面に下ろすことができなくなります。それを『浮指(うきゆび)』というのですが、7月18日放送のNHK「ためしてガッテン」で取り上げられていましたね。
◆ひざ痛・頭痛・肩こり・腰痛の原因は浮指にあり!?
40年前から様々な場所で10万人以上の足形を集めてきた桜美林大学の阿久根英昭教授の調べによると、近年は日本女性の8割、男性の6割が浮指だと、番組で紹介されていました。
実際にナイツの塙さん、井森美幸さんら3人のゲスト陣は皆さん浮指でした。また阿久根先生は、あるお祭りに来た人をランダムに636人足裏調査した結果、正常な人=186人、浮き指の人=450人だったそうです。そして、それぞれの人に膝痛や頭痛はないか質問したところ・・・
【正常な人】 ひざ痛=0人 頭痛=36人 肩こり=36人 腰痛=74人
【浮指の人】 ひざ痛=37人 頭痛=188人 肩こり=283人 腰痛=301人
という結果だったとのこと。
◆改善するには!?
番組で紹介されていた「ひろのば体操」のように、足指を第三関節からしっかりと動かせるようにする習慣は大切です。
しかしそれだけでは不十分。そもそも足トラブルの直接的原因は「合わない靴」や「歩き癖」であることが多く、それらの問題点も改善していかなければ、どれだけ足指体操をしても効果半減なのです。
足裏3点アーチは、あなたの大切な基盤です。 あらためて見直し、補強して下さい。 たくさん歩くのはそれからのこと。
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祇園祭講座はじまる! 180714 第69号
平成30年7月14日(土)第69号
このたびの西日本豪雨災害で被災された皆様、ならびにご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今なお避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報
みんなでつなぐ幸せな一体感に、流れが変わる! //bunkayoku.com/point/2018/07/post-96.html
* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム
◆鉾建て
ちょうど一週間前は、ドシャ降りの雨に不安渦巻く状況でした・・・。まるであの雨が嘘のように晴れ渡る空の下、この一週間、四条烏丸界隈では「鉾建て」が行われました。
長刀鉾、函谷鉾、月鉾、鶏鉾、放下鉾、菊水鉾・・・各町内の会所では朝早くから、3つに別れた真木と呼ばれる鉾の柱を、路上に寝かせた状態で、長さおよそ20mに繋ぎあわせ、作事方などと呼ばれる職人たちが、釘を1本も使わずに鉾の骨を縄だけで固定する[ 縄がらみ」という技法で組み立てます。
町内の人たちによって鉾頭や天王人形が取り付けられると、寝かせていた長~い鉾を立ち上げ、鉾の重心を下げる役割の石持という大きな木材を左右一対に取り付けます。そして、櫓の上に舞台、舞台の上に四本柱、四本柱の上に屋根を組み上げ、舞台の屋根板をはめ込みます。
屋根が完成すると、町内の人たちが懸装品を取り付けます。そして鉾建て最後に、車方によって1輪500キロほどの車輪が取り付けられて完成です。
鉾が完成すると「曳き初め」という試運転。この曳き初めに限り、女性や子供も含めて誰でも参加OKです。
◆2018年の祇園祭の楽しみ方
あっという間に祭ムード。
絢爛豪華な巨大美術館と化した路上は、夢の世界。鳴り響くお囃子に魂が奮い立つ。あの一週間前の不安が一気にかき消される、あまりにも出来過ぎた仕組み。
この出来過ぎの背景に、祇園祭の原点が、「災難」であったことを身をもって感じます。祇園祭千百年の歴史に、幾度の苦しみ、喪失、疲れ、不安、哀しみがあったことかと。脅威に晒された辛い経験、そして、そんな困難にもめげずに立ち向かう普く人の精神の蓄積が、祭の中に溶け込んで、慣習化されていると感じるのです。
昨夜はそんなことを感じながら、仕事帰りに宵山の町をぶらり。路上でビール片手に談笑し合うお勤め帰りの人達の笑顔が、いつも以上に嬉しく、とても輝いて見えました。
今年の梅雨は不安に襲われた方、何ともいえない疲れを感じた方が多かったのではないでしょうか。ちょうど今年は宵山が、前祭は3連休、後祭は土日と重なっています。今まで祇園祭に行ったことない人こそ、是非とも訪れてみてください。
千百年の時をかけて築き上げらてきたものには、予想を遥かに超える浄化作用があります。今のあなたの心身に効くはずです。
さぁ、今日から文化浴の森の祇園祭講座が始まります!
ご参加の皆さんには、普段は味わえないスペシャルなあんなとこ!こんな話!に、半年の疲れを落とし、さらなる英気を養って頂けますよう、精いっぱいご案内申し上げます!
隅から隅までずずずい~っと!乞い願い申し上げ奉りまするヾ(*´∀`*)ノ
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