今だから知っておきたい介護予防
キーンコーンカーンコーン♪
2018年10月23日、午前10時。
スマートフォンからのチャイム(あらかじめ事務局長が仕込んでました!)と共に、京都文化浴大学の記念すべき第一回目の授業が始まりました。
1限目の講師・大阪YMCAの仲原成岳先生は、体格が良く健康的で元気!まさに体操のおにいさん。お話しもとてもわかりやすくて、少々緊張気味な学生さん達の心をすぐにほぐして下さいました。
まずお話し頂いたテーマは『今だから知っておきたい介護予防』。
「介護予防」って普段あまり聞き慣れない言葉ですが、健康的な生涯生活を送るにはやはり予防が大切だと、仲原先生。ここでいう予防というのは、将来介護でお世話になる事がないように単に何もしないのではなく、今元気だからこそできる健康習慣のこと。
出かける→人と会話をする→食欲増進→体力の維持実現→軽い運動ができる→足腰の強化
日常生活でこのような好循環サイクルが生まれてくるとGOOD!それが心身の健康へとつながります。またこのサイクルを習慣化させるには、地域との密接な関係が必要です。ボランティア活動やNPO法人、文化サロン等々...地域で活動している居場所があってこそ。そう考えるとこの大学運営の意義も大いにあるのではないかと、実感することができました。(仲原先生ありがとうございます!)
1ケ月に2回でも4年間京都の文化を浴びてのウォーキングを継続していくことで、心と身体の状態はきっと今以上に向上しているはず!学生の皆さんの4年後がとても楽しみです。
■介護予防のコツはコレ!
要介護の前段階を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。進行すると介護が必要になるといわれています。
加齢による体力の変化を握力、脚筋力、閉眼片足立ち(バランス力)の3つの力でみたところ、20代を100%としてみたところ、60代の握力は80%程度に減少、脚筋力は50%、バランス力は30%以下という結果が。
※「今だから知っておきたい介護予防」大阪YMCA資料より
つまり、加齢による体力の低下は、上肢よりも下肢の筋力やバランス能力の低下が著しいわけです。裏を返せば・・・足腰しっかりしていたら、大丈夫と言えるわけです。
講義の後に休憩をはさんで、ここで体操のおにいさん本領発揮!
初めましてやお久しぶりのお隣さんと向い合せで、「ハイ!」「イハ!」ゲームが始まりました。手を合わせて簡単に動かすだけのはずが、、、これがなかなか頭と手がついていかず思うようにいきません。それでも教室は終始笑い声につつまれ、あっという間にお隣さんとの距離も縮まりました。早くも生まれたクラスの一体感。すばらしい!この雰囲気づくりこそ仲原先生のねらいだったのかもしれません。
楽しいゲームに続いて行われたのは【ロコモ度判定】というもの。椅子に立ったりするだけで筋力の判定ができる簡単な測定です。
先生が教えて下さった、歩く上で大切な3つの筋肉、①太ももの付け根「腸腰筋」ちょうようきん②太ももの前「大腿四頭筋」だいたいしとうきん③お尻の横「中殿筋」ちゅうでんきん。この筋肉たちを実際に自分で感じることで、これから歩くにあたっての筋肉への意識も変わりました。
健康は足から・・・ですね!
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