文化浴ポイント京都編

 

文化財の名称:渡月橋川上の堰

文化浴の種類:まちかど浴

所在地:京都市西京区嵐山中尾下町60

アクセス:阪急嵐山駅から10分、嵐電嵐山駅から5分

桂川は水源の丹波山地から亀岡盆地あたりまでを「桂川」、亀岡から京都盆地に入り込む峡谷は「保津川(ほづがわ)」、嵐山渡月橋付近は「大堰川(おおいがわ)」、そして渡月橋より下流は再び「桂川」と呼ばれ、淀川へと繋がります。

古代からよく氾濫した渡月橋付近の大堰川は、5世紀頃に渡来した秦氏によって、治水開発工事が図られました。

渡月橋から川上に目をやると、木の杭を並べた堰(せき)が目につきます。これを一ノ井堰や葛野大堰(かどののおおい)といい、大堰川の名の由来と推測されます。

秦氏はこうして川の流れを堰止め、川岸に農業用水路を引いて田畑の開拓を大々的に行いました。今も地域の田畑を潤わせ、京野菜やお米を育んでいます。

滞在時間の目安:10分

 
 

【あぁ川の流れのように、いつまでも・・・ご馳走様】

-こんな時に訪れてみよう!- (清らかになりたい)

あぁ川の流れのように・・・ゆるやかに
いくつも時代を越えて・・・

当たり前にいただいている、毎日のお野菜やお米。
渡月橋を渡りながら川上の堰を望むと、農耕民族日本人の原点を感じます。

平地で農業をするには、川から水を引く必要があることに気付かされます。
古代の原始的な技術では、それは簡単なことではなかっただろうに・・・。こうして今も利用される堰や水路を築いた農業の礎。素晴らしいなぁ。

今も暮らしに活きる文化財、一ノ井堰とキラキラ輝る水面に感謝。

あぁ川の流れのように・・・いつまでも
青いせせらぎを聴きながら♪

いただきます!ごちそうさま!
って言える毎日でありますように☆

訪問日時:2018年3月13日 記:ともえ

 

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