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平成30年9月8日(土)第77号

 

みなさん、ご無事ですか?

大きな台風がきたかと思えば北海道で大きな地震があり・・・被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

先月の大雨では何とか持ち堪えた自宅近所の嵐山渡月橋の欄干は、今回とうとう折れてしまいました。

今年に入ってからの大きな天災続きには、当たり前の日々の尊さを感じさせられます。

朝起きて、トイレして、顔洗ってご飯食べて、働いて眠る・・・という昨日までの当り前が、突然当たり前でなくなる。それが他人事ではないことを感じる今日この頃です。

 

* 思わず行ってみたくなる♪文化浴情報

■これが目に入らぬか?

っと、目の前にあるのは「吾唯足知(われただたるをしる)」。龍安寺北側にある、つくばいに彫られている文字。このつくばいはご存じ水戸黄門さまが、お寺から本を借りたお礼に寄進したもの。

つくばいの真ん中の手水の部分を「口」に見立て、「口」を取り囲むように「吾唯足知」という言葉が彫られています。お釈迦様の遺言ともいえる『遺教経』の中に書かれた知足の心をデザイン化したもの。

高校時代、安楽死と知足をテーマにした森鴎外の「高瀬舟」が心に沁みた私は、龍安寺のつくばいを見たときは感動し、デザインにも惹きつけられました。「口」だけ大きいアンバランスさが面白くて。特に「足」という字が魚眼レンズで覗いたような「足」で、ププッと私には笑えてきます。

今日のオトタビ、そして来週の文化浴さんぽで龍安寺へ参りますので、「吾唯足知」を目にしかと入れて、「ハハ~」ってしに参りましょうねヾ(*´∀`*)ノ

 

* 身も心もイキイキ!文化浴&ウォーキングコラム

■吾唯足知

本日はこちらのコーナーでも引き続き・・・。吾(私)は、既に満ち足りている。この身この命そのものが足りているということ。ただそれを知れば良いのだよ。そんなことを示唆して下さっているようです。

こんなにも、モノに溢れた時代に生まれた吾らには、非常に難しいこの境地。知足の心が沁みて○十年の割には、もう一口!もう一杯!もっともっとがんばるぞ~!と欲張り続けている私です。

ですがこうして突然の天災や人災に遭遇した時、当たり前が当たり前でないことにハッと気づかされるのですよね。日々どれだけ満ち足りているかということに。

朝に顔を洗える幸せ、トイレで水をジャーって流せる幸せ、冷蔵庫が機能している幸せ、思いっきり深呼吸できる幸せ、窓を開けると秋薫る幸せ、仕事ができる幸せ、布団で眠れる幸せ・・・

自分ができることは何か?災害時に必ず頭をよぎります。自分に出来ることには限界もあります。せめて今の自分を包んでくれている自然や人やモノに感謝して、当たり前でなくなるその日まで、自分の目の前のことに全力で取り組んでいこうと思います。

自然の脅威からの吾唯足知。

どうか一日も早く、被災者の方の暮らしが復旧、復興しますことを願っています。

 

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